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出遅れおじさんです。
学究社(9769)より配当金を頂きました。
東京近辺の方しかご存じないと思いますが、「ena」という学習塾、予備校を運営している会社です。
「学習塾、予備校の市場規模は少子化の流れに乗って・・・」
と、定番のマーケット分析を持ち出すまでも無く潜在的需要である子どもの数は減少傾向には有りますが、実はソニー生命保険が実施した教育資金に関する調査では家庭の学校外教育費(所謂 塾・習い事費用)は年々増加傾向だそうです。
言い換えれば子どもの人口減少スピードを超える支出の増があればマーケットは拡大していくことになります。
ただ、せっかく費用を掛けるのだからと消費者の選別は厳しくなってきており、ご多分に漏れずこの業界も2極分化が進んでいるようです。
で、学究社は現在私が唯一保有している「学習塾銘柄」ですが、学究社が「勝ち組」かというと塾ランキング(何のランキングかというのもあるでしょうが)らしきものでは、最トップというわけでは無いようですが「有力勢」の一角を占めております。
東京地区では「有力」と言われているのは、「早稲田アカデミー」、「栄光ゼミナール」、「市進学院」、「SAPIX」、「ena」あたりのようです。それぞれ得意分野地域があるようで、「ena」は東京に西部地域では有力とのことです。
説明の歯切れが悪いのは、私自身田舎住まいで、もう子ども達も社会人ですが、私たち夫婦が「塾へ行け!」と尻を叩くタイプでも無く、子どもたち自身も誰一人大学受験直前のおしりに火がつくまで「塾に行きたい」と言い出さなかったので、今ひとつ土地鑑が無いからでもあります。
結果として3人とも1年余分に勉強することになりましたが・・・
同社はここ2年増収増益を続けており業績は好調のようです。
私がこの会社を応援し続ける理由は、業績や配当利回りというより、「長谷川幸洋と高橋洋一のNEWSチャンネル」に時折出演される会長兼学院長の河端真一氏(一橋在籍中に同社を設立)の考え方に共感しているからでも有ります。
直近の配当実績と見通しは以下の通りです。
2018年3月期 60円(30+30)
2019年3月期 60円(30+30)
2020年3月期 60円(30+30)
2021年3月期 65円(35+30)今期
2022年3月期 65円(35+30)見通し
配当利回りは4.7%です。
「早稲田アカデミー」は家庭の資産形成を始めた初期の段階に保有していました。
2013年に手数料込み806.5円で購入。
コンスタントに税引き後3%程度の配当をもたらしてくれました。
2017年以降急速に株価が上昇、1700円を超えたところで配当利回りが1%近くまで低下していたので、利益確定で売却しました。
同社株はその後2分割され、多少値を上げたこともありましたが、現在920円(分割前ベースで1840円)ですので判断は間違っていなかったと思っています。
(希少な成功体験です)
逆に悲しい思いをしたのが、「リ◯―教育」です。
同じく2013年に手数料込み944円で購入。翌2014年に不正経理の疑い発覚で株価は暴落。結局300円で売却。まあ6万円くらいの損失でしたので、翌々日までニュースに気づかなかったという悲しいオチがついて、以降各証券口座の終値はしっかりチェックするようになりました。
有り難うございました。