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出遅れおじさんです。
広島でのG7サミットが幕を閉じました。(議長国としてのお勤めはまだあるようですが)
核廃絶については抑止効果をきちんと織り込んだことで、反核団体やお花畑のマスコミからは不評だったので、まずまずでしょう、
対ロ、対中では下に書きましたように、G7の結束が改めて示されましたし、中国に対してロシアに即時撤退を求めよと要求するなど、中国が猛反発していますので成功だったのでしょう。
以下いくつかコメントします。
【涙なしでは読めない! ゼレンスキー大統領の演説】
今回のサミット成功の最大の立役者は急遽来日したウクライナのゼレンスキー大統領でしょう。
やはり広島の皆さんは到着時沿道でウクライナ国旗を振っていらっしゃいました。
5月21日(日)の夜、訪日日程の最後の会見で日本国民向けの演説を行いました。
個人的なことを言わせていただくと、日曜日の夕方から夜は毎週外出していますので、テレビ中継は見ていません。(事前に番組表にもなかったと思います)
従って、途中で放送を打ち切って大河ドラマを始めたN.H.K.に対する怒りやストレスを感じなくてすみました。
演説の全文は、ウクライナの通信社ウクルインフォルムの平野高志氏が翻訳してくださっています。
記念館で見た被爆直後の広島の市街地と廃墟と化したウクライナの町並みを重ね、広島の復興を目の当たりにして、勝利と復興の夢を見る・・あたりは涙なくしては読めません。
【駐中国日本国大使 垂秀夫氏 グッジョブ!】
今回のG7の首脳声明について、孫衛東外務次官は垂大使を呼び出し、「中国を中傷、攻撃し内政に暴力的に干渉するものだ」とし、例によって「強烈な不満と断固した反対を表明する」と、抗議したとのこと。
G7で十分効果的な声明が出せたと言うことでしょう。
これを受けて垂大使は、「中国が対応を改めない限り、言及は当然だ」と反論したとのことです。
グッジョブ!
これでこそ、外交官です。
垂大使の任用が取りざたされたのは2020年7月第二次安倍政権末期で、中国に対して厳しい姿勢であったことから、アグレマン(受け国の同意)が出ないのではとすら危ぶまれたようです。
故安倍元総理は最後までいい仕事をしました。
このサミットの成功をさぞやお慶びのことと・・・(涙)
【残る懸念】
G7を成功裏に終えたことで、岸田内閣の支持率はすでに爆上げの気配が感じられます。
かなりの確率で6月の国会会期末までに解散総選挙という流れになるでしょう。
維新はともかくとして立憲民主党以下の野党の体たらくからして、自民党の大勝利はまちがいないでしょう。
これに気をよくして、株価も堅調であることから岸田ソーリが次なる増税の一手を打たないか・・・というのが最大の懸念です。
有り難うございました。