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出遅れおじさんです。
マクロンフランス大統領が訪中し、異例の厚遇をうけました。
連れだって訪中した、ウイグル人への人権弾圧等に厳しい姿勢を保った、欧州委員長のフォン・デア・ライエン氏との待遇差は一目瞭然でした。
中国がマクロン仏大統領を厚遇したのにはそれなりの成果を期待してのことだったというのが、マクロン大統領の台湾問題を巡る発言に露骨に表れました。
マクロン大統領は「台湾問題は我々の危機では無い」との観点から「EUは米中対立とは距離を置き第三極を目指すべき」と述べたと、仏紙レゼコーが報じています。
「チョット何言っているか判らない」
とサンドウイッチマンさんのギャグに乗るつもりはありませんが、中国で変なものでも食べさせられたのでは? と言いたくなる発言です。
早速ドイツのショルツ首相等から批判の声が上がっています。
フランスの内政事情に干渉つもりもありませんし、エアバスが何機売れたか判りませんが、自国の利益のための「お追従」である事は容易に想像できます。
しかし、
「アンタ! フランスの立場は判っているのか??」
と大声で叫びたいと思います。
口の悪い人の中には、貴国は「ヨーロッパの中国」と揶揄されているように、
「フランスこそが世界の中心」
と思い上っていませんか?
で、それが貴国の自力によって成し遂げられたと勘違いしていませんか?
中部アフリカや北アフリカで悪辣の限りを尽くしてきましたが、列強との戦争で勝ったことはありましたっけ?
第一次世界大戦、第二次世界大戦では「戦勝国」に名を連ねていますが、特に第二次世界大戦では国土を完全にナチスドイツに制圧されましたよね。
貴国が「新大陸」、「島国」と蔑んできた米・英の支援のおかげで、なんとか「戦勝国」の仲間入りが出来た、ということをお忘れでしょうか。
貴国のフランス革命以来の建国の理念「自由」「平等」「博愛」は決して自国だけで堅持できたものでは無いということはお忘れでしょうか?
共通の価値観を持った国々との連帯によって、今の貴国の存在があり、世界の秩序が保たれていると言うことはお忘れでしょうか。
私自身は、、下品で、好きな表現では無いですが、この言葉を貴殿に献げます。
「どの口がそれを言う!」
有り難うございました。