当ブログをご訪問頂きまして大変有り難うございます。
出遅れおじさんです。
1週間以上ブログ更新をお休みしておりましたが、この間に家内を送りました。
小さな箱に収まった家内を抱えて自宅に戻ってきました。
家内は膵臓癌でした。
最も発見が難しい癌と言われていますが、発見されたときは既に他の臓器への転移の兆候も見られ、外科処置が不可能という状態でした。
私がこのブログを始めたのが、2年前2020年の9月、家内の癌が見つかったのが11月の終わり。診断が確定したのが2021年の正月明けでしたので、ほぼ家内の闘病生活とともにこのブログを綴り続けてきました。
私自身もう少し人間が出来ていれば、「この日」が来ると言うことを覚悟出来ていなければならなかったと思います。
抗がん剤投与に合わせて体調の波はありましたが、穏やかな日には連れだって外出し、楽しく語らいつつわたしの料理の批評をしながら食事をしていると、知らず知らずのうちに「その日」への覚悟を先送りしてしまいました。
このブログを書き綴ることによって現実の日々から目をそらせていたのでは無いかと言われたら否定は出来ません。
家内が両親から受けてきた愛情をそのまま子どもたちや私に降り注いできてくれましたが、私自身「その日」への覚悟が出来ていなかったばかりに、その何分の一も返せないうちに「この日」を迎えてしまったことは悔やんでも悔やみきれません。
ただ、ひたすらに「ありがとう」の言葉を繰り返すしかありませんでした。
以前から折に触れご紹介してきましたが、家内は私の「料理の師匠」であり、「生活指導員」であり、どちらかというと「上司」とも「保護者」とも言える存在でした。
私ばかりでは無く、自分自身の健康管理についても人一倍気をつかって来ていましたが、それでも発見されたときは上記の状況でした。
皆様におかれましても、十分以上に健康チェックや体調管理にご留意いただきたいと存じます。
今日は湿っぽい話で申しわけありませんでした。
子どもたちもこの週明けから通常の生活に戻っていますので、早く私も身の回りを整理しつつ「日常」に復帰したいと思います。
有り難うございました。