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出遅れおじさんです。
リベレステ(8887)より22年5月期の株主総会招集通知を頂きました。
同社は埼玉県草加市に本社を置く、不動産・総合建設の会社で多分今の所(なんて曖昧な言い方しかできませんが)私の保有銘柄では唯一のJASDAQ銘柄で、今回の市場再編でもスタンダード市場を選択しています。
同社を紹介する過去の記事
でも取りあげましたが、同社は従業員(=使用人)が34名(今回の総会招集通知)の少数精鋭企業です。
大手の企業では無いので、建築事業ではある程度コンスタントな受注もあるようですが、開発物件に関しては年間に竣工・引き渡しする物件の数は限られており、本事業年度も、ホテル(1物件)、分譲マンション(1棟)、分譲住宅のみが事業報告に記載されているだけですので、結果として年度内の四半期毎の売上高や利益は大きくばらついており、場合によっては赤字決算の期もあります。
以前の記事
でもご紹介しましたが、2021年5月期は1/四期から4/四期のうち、2/四期、3/四期は赤字、4/四期で通年の営業利益のほぼ100%を計上していました。
同様に今回22年5月期の期毎、並びに通期の営業利益(単位:百万円)は
1/四期 13 (1/四 13)
2/四期 110 (1/四~2/四 123)
3/四期 316 (1/四~3/四 439)
4/四期 678 (通期 1,117)
と、赤字の四半期こそありませんでしたが、大きくばらついており、年間営業利益の半分強を4/四期で計上しています。
こういう状況ですので、年度毎の売上げ、営業利益、純利益のバラツキも結構有り、直近の年度決算の状況は以下のとおりでした。(単位百万円)
売上高 営業利益 純利益
19年5月期 6,123 530 1,090
20年5月期 4,419 598 458
21年5月期 6,037 511 442
22年5月期 6,064 1,117 835(今期)
23年5月期 6,500 910 640(予想)
直近の配当実績は2020年5月期のみ45円配当、その他は年間40円配当ですので、1株利益と配当性向は以下の通りです。
1株利益 配当性向
19年5月期 91.95 43.5%
20年5月期 40.58 110.9%
21年5月期 41.80 95.7%
22年5月期 78.89 50.7%(今期)
23年5月期 60.44 66.2%(予想)
コロナ禍の一時期ほどヤバい状況では無くなりましたが、株主に対する利益還元を重要課題の一つとして位置づけるという意気込みは伝わります。
また、同社は「会社は規模・売上げ拡大では無く、高率利益重視の身の丈に合った安定成長」を経営方針の筆頭に掲げているように、株価自体も、「下げもせず上げもせず」状態で、一瞬1,000円を超えましたが、ここ最近は800円前後で安定しています。
で、なんでこの銘柄を保有し続けるのか、と問われると
「他に変わる銘柄が無い」
の一言に尽きます。
NISA口座で保有していますので、40円配当で
簿価利回り 6.4%(取得価格 622.78円)
時価利回り 5.2%
すでに受取の累積配当は32,700円弱で、取得額の半分を超えている。
と、言うことで、何時までも手放せない状況です。
有り難うございました。