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出遅れおじさんです。
あおぞら銀行(8304)より中間期(2/四期)配当金を頂きました。
国内では珍しく四半期配当を行っており、1/四期配等30円に続き、2/四半期配当は30円頂きました。3/四、期末配当は未定としていますが年間配当は122円を予定しています。
前年は通期で156円でしたので2割強の減配です。もちろん株価も冴えません。
同社というか同行はご案内の通り、
・1998年経営破綻、特別公的管理銀行として預金保護機構の管理下に
・2006年普通銀行に転換(あおぞら銀行に商号変更)
と、紆余曲折ありました。投資ファンド サーベラスの支配下にあった時期もあったことから、国内では珍しく四半期配当を継続しています。
以前に記事にも書きましたが、現在のあおぞら銀行の口座は保有していませんが、前身の日本債券信用銀行(日債銀)時代は大変お世話になった銀行でした。
実家や家内の実家から我が子宛に頂いた種々のお祝いを、子ども名義の口座に金○信(伏せ字の意味無し!)氏の脱税事件で有名になった「ワリシン」で保管していました。バブル末期でもあり結構良い利回りでした。
私はキチンと証券を「口座預かり」にしていましたが、良からぬ方々の中には、カウンター上にドスンと札束の入ったカバンを置いて、
「ワリシン5,000万円。氏名確認? 匿名が原則だろ!」
と、紙っぺら一枚の証券を持ち帰る方もいたそうで、現ナマより遙かに多額の資産を隠蔽できたそうです。
日債銀と言えば(もう時効と思いますので)・・・
日債銀の破綻が漏れ伝わり、ワリシンの解約処理を依頼しました。入金を確認したところ口座残高が想定より多かったので、通帳記入してみたら三人の子どもの一人分の資金(30万円台と記憶)が2重振込になっていました。
その日の夜に日債銀から泣きそうな声で電話があり、「知らねーヨ、そんなこと」というわけにも行かず、返金に応じると言うと、翌日若い行員が菓子箱下げてすっ飛んで来ました。
返金額などを玄関先で確認した後、地元駅前の東京三菱銀行(時代が解ります)支店まで同行し、フロアの片隅で受取証と引き替えに引き出した現金を渡すと、若い行員はその場でお札を数え始めました。
フロアの案内の女性行員がそのお札を数える手を、「オッ! おヌシ、同業者だな!」と言わんばかりの訝しげな目で見ていました。
20年以上前の出来事ですが、未だに目に焼き付いています。
そして破綻しつつある会社内部の業務の混乱ぶりが改めて実感できた忘れられない思い出です。
有り難うございました。