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出遅れおじさんです。
ネットニュースでは先週来話題になっていますが、6月25日に日経新聞が独自報道として衝撃的なニュースが報じられました。
イヤー、日経新聞に対しては、これまでも「悪い円安喧伝」報道等散々悪し様に取り上げて来ました。
某経済評論家も経済記事以外は一流と日経新聞を評してきました。
逆に国際問題と、スポーツ評論では定評があるようです。
本件に関しても、純粋な独自取材によるものか、米国等政府機関のリークを受けてのものかは判然としませんが、独自取材なら見事としか言いようがありません。
トランプ大統領が政治生命を賭けて戦っている違法フェンタニルの蔓延に日本が荷担してきたととられても仕方の無い内容です。
就任以来トランプ大統領が力を入れてきたのは関税と主としてメキシコからの不法移民(バイデン時代に止めどなく流入した不法移民に紛れた「よからぬ輩」)による米国内への違法フェンタニルの流入や蔓延対策です。
これは北側からのカナダからの流入も同様です。
前任のトルドー首相はG7の中で唯一嗜好用大麻を合法化した程で、薬物の蔓延には甘いというのがトランプ大統領の怒りの矛先でした。
メキシコはフェンタニルの米国への流入防止に一定の対応をとることとしていますが、カナダは首相が替わっても今ひとつ気合いが入っていないと思われたのか、関税交渉は打ち切りとなるようです。
フェンタニル(フェンタニルクエン酸塩)は適切な処方で用量を守れば強力な鎮痛作用があり手術時にも用いられることがあるようです。

しかし過剰に摂取すれば、「ゾンビ麻薬」とも言われているように激しい中毒症状を起こし死に至ることが多いようで、年代によっては銃や交通事故を上回る死亡率となってリルとの報道もあります。
上記の記事によれば、中国人が設立した日本法人(2024年7月精算)を経由してフェンタニルの前駆体(薬品製造の前段階の物質)がメキシコ経由或いはダイレクトに米国に輸出されたとのことでした。
関係者の話として、
・日本は外国人による法人設立が容易、入国が容易
・元々日本は犯罪が少ないので輸出先もチェックが甘い
と言うところが狙われたとのことです。
しかも拠点は名古屋港(日本最大の港湾、私も今回始めて知りました)でかって2023年7月にサイバー攻撃があって機能が停止した事件等もありましたが、どの程度のチェック体制か調べられていたのではと思わざるを得ません。
この報道を受けて、翌6月26日に駐日米国大使のジョージグラス氏が以下の投稿をX(旧ツイッター)に上げました。
フェンタニルやメタンフェタミンといった合成薬物は、日米両国において多くの命を奪っています。そして、中国共産党はこの危機を意図的にあおっています。中国からのフェンタニルやその前駆体化学物質の密輸には中国共産党が関与しており、それを阻止するには国際的な取り組みが不可欠です。われわれは… https://t.co/3ChwpN35Sd
— ジョージ・グラス駐日米国大使 (@USAmbJapan) 2025年6月26日
不思議なことに、中国共産党を名指しして日本での積み替え等も含めて対策の強化を訴えましたが、実は産経新聞が
で、取り上げただけで、日経新聞の報道に対してもグラス大使の訴えについても所謂オールドメディアは一切報道していません。
済んだ過去の話でニュース価値無し、とでも思っているのでしょうか。
ある調査に寄れば、来る参議院選挙でも最大の関心事は「外国人問題」が上げられており、今回の報道を拡散すれば「排外的」思想に火がつくとでも恐れているのでしょうか。
マスコミは腐っています。
有り難うございました。