出遅れリタイア日記

年金生活への移行 資産運用等

9月の資産運用報告 プラス「モーサテ日記 プチ」この発言は許せん!!

当ブログをご訪問頂きまして大変有り難うございます。

出遅れおじさんです。

 

 9月分の金融資産の棚卸しです。

 

 9月に入ってからの市況や雇用に関する統計がことごとく景気減速を示すもので、日米ともに賃貸したムードが漂いました。

 

 一方、第3週開催のFOMCで0.5%の大幅利下げが発表されると、楽観ムードが漂い米国株式の主要指標(ダウ平均、S&P500)は月末に向けて最高値更新を連発しました。

 

 一方我が国市場も、同様の流れではありましたが、27日開催の本年最大の政治イベントである自由民主党の総裁選挙でまさかの石破氏当選が決まると、それまで高市新総裁を期待してドル高・株高の流れが一気に逆方向に進み、とんだ「ご祝儀相場」となりました。

 

 

 主だった指標と、並べて表記するのも烏滸がましいですが、私の株式資産(含むREIT,ETF、配当は含まない)の対前年末、対前月末との比較は以下の通りです。

 

     23年末 8月末 9月末

日経平均  33,464  38,674 37,919(円)

ダウ平均  37,689 41,563 42,330($)

NASDAQ 15,011 17,713 18,189 

REIT指数 1806.96 1758.05 1726.24

 

株式資産 Base  △ 560.9△ 439.5(万円)

          (対前月▼ 121.4万円)

折線:指標推移(対前月 % 左目盛り)、棒グラフ:資産推移(対前月 万円 右目盛り)



 

 8月末残高に9月の取得簿価を加算した株式資産合計は4,800.0万円でしたので、対前月末騰落は-2.53%です。

 

 大まかに言うと、対前月は国内株▼84万円、JREIT▼19万円、米国株が▼18万円という感じでした。

 

 この一ヶ月で為替はほぼ146円前半から143円台後半まで、2.5円近くドル高になりましたので、米国株はドル安で▼27万円の×、ドル建てで△9万円の○という水準でした。

 

 

     9月  年初来

NASDAQ +2.6% +21.2%

ダウ平均 +1.8% +12.3%

JREIT指数 -1.8% - 4.5%

日経平均 -1.9% +13.3%

出遅れ  -2.5% +10.4%

 

 9月に入っても先月同様、年初来でも日経平均に後れをとりました。

 (勿論、ダウにもNASDAQにも負けています)

 

 早い話が、法人への貸し付けのために売った銘柄と、残った銘柄(最近イマイチ不調な商社株等が中心)であるからに他なりません。

 

 と、例によって長々と言い訳を。

 

【資産構成】9月のリスク性、非リスク性資産の比率の変動要素は以下の通りです。

・リスク性資産変動要因

投資信託の積立 (+5万円 オルカンのみ積立継続)

株式購入    (+47万円)

株式評価増減  (-121万円)

投信の評価増減 (+1万円) 

・非リスク性資産変動要因

投信積立取崩し (-5万円) 上記に同じ

株式購入    (-47万円)

受取配当    (+12万円)

企業年金取崩し (-万円)

 

 非リスク性資産が40万円減少、リスク性資産が68万円減少しましたので、リスク性資産の比率は53.1→53.0%と殆ど変化はありません。

 それぞれの資産毎の騰落は以下の通りです。

 (株式の対前月、年初来は配当除く、取得来は配当込み)

 

      比率  対前月              年初来   取得来

・株式   51.3% ▼2.5%(▼121万円)  △10.4% △148.2%

投資信託  1.7% △0.7%(△  1万円)  △18.6% △ 24.4%

・預金   20.6%

企業年金 26.4%

 

 株式の運用成績の、対前月騰落に対して取得来の成績が改善したように見えるのは単純に「売った株」「残った株」のパフォーマンスの違いです。

 

 2024年9月末時点のリスク性資産(株式+投資信託)の向け先別(株式、債券、不動産及び国内、海外)の比率は下のグラフの通りで、対前月では大きな差はありません。

リスク性資産 向け先構成



 申しわけありませんが、明日に続きます。

 

【モーサテ日記 プチ】この発言は許せん!

 

【おことわり】

 「モーサテ日記」は以前モーサテのキャスターをされていた佐々木明子さんの日経マネー誌の連載タイトルです。佐々木明子さんがWBSに異動されて連載タイトルが変わりましたので勝手にパクっています。

 

 本日(10月1日)モーサテ「プロの眼」のゲストは東短リサーチの加藤出氏で、テーマは「石破政権で日銀・金融政策どうなるか」でした。

 石破氏は緊縮指向で、株式市場からは疎まれても、債券市場からは評価されている・・・等々のコメントは多分事実なので、私がどうこう言うことはありません。

 

 ただ、許し難いのは、低金利政策の弊害として例示された株価の変動の比較です。

 加藤氏は、低金利の弊害として、キャリートレード等の影響を受け、株価のボラティリティが上昇している、と下のグラフを示しました。

モーサテ画面より



 ただ、よく見てください、左から二番目の日経平均の下落は所謂「植田ショック」によるもので、三番目の上昇は植田ショックからの回復(含む、内田副総裁の火消し発言)によるものですから、8月5日で切っているところが味噌で、ボラティリティ云々よりも、日銀の市場対応のまずさによるものでは無かったのでしょうか。

 

 シレッとこんなグラフで視聴者を騙してはいけません。

 

有り難うございました。