出遅れリタイア日記

年金生活への移行 資産運用等

経済政策両極端が呉越同舟して反対する「支援金制度」って

当ブログをご訪問頂きまして大変有り難うございます。

出遅れおじさんです。

 

 多少の古新聞で恐縮ですが、制度・規制改革学会が4月5日付けで緊急声明「『子育て支援金』制度の撤回を求める」を発表しました。

 

drive.google.com

 いうまでもありませんが、岸田ソーリが推進する「異次元の少子化対策」の財源確保のためにいつの間にか「ステルス」的に鎌首をもたげた立派な岸田増税です。

 

 本件については、一人当たり(国民全体なのか、勤労者辺りなのかすら、いろいろ議論はありますが)300円だの500円だのはたまたあるいは1,000円だとか負担金額ばかりが話題に上がっていますが、本来将来の国作りの為なので「何故国債ではダメなのか?」という根本問題はすっかり外に追いやられているという問題はありますが、健康保険から財源を捻出すること自体を

・そもそも、健康保険の財源の目的外使用じゃネ?

・実質負担は生じないというけど、給与増やしてくれるのはアンタらじゃネエし!

・根本的に結婚できねえ、ということの解決策になってなくねエ?

 と、反対する声明です。

 

 2ページ目の賛同者のリストを見ると、パッと最初に目に付くのは良く見知った方々の氏名で、岸博幸氏(元経済産業省)、高橋洋一氏(嘉悦大学教授)・・・等々、「我が陣営(?)」からの主張ととらえ、頑張っているな! 位の受け止めでした。

 中にはあえてご指名を明示はしませんが、明らかに「緊縮派」「増税派」と目されている方もチラホラいらっしゃっており、違和感はありましたがあまり気にはしていませんでした。

 

 ところが、賛同者の一人、岸博幸氏のツイート(Xと呼ぶのは面倒なので)

 

 を見たら、「積極財政派の人も増税派の人も歳出改革派の人もみんな共通して反対するくらいに、この支援金は間違った制度」とありましたので、明らかに緊縮派と目されている方を除いて失礼ながら名簿の上からいくつかの発言等をチェックさせて頂いたら、岸氏の仰る通り、「積極財政派」「緊縮派」「増税派」皆さん呉越同舟でこの提言に賛同していらっしゃいました。

 

 そしてトドメは、明治大学飯田泰之教授のツイート

 

 に、ありますように、決して名を連ねることがない方が支援金制度に反対するほど

経済学のコアの部分に反しているということのようです。

 

 経済政策の両極端から批判される政策を推し進める岸田内閣の暴走を許してはなりません。

 

 

有り難うございました。