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出遅れおじさんです。
日銀の植田総裁の国会での発言が波紋を呼んでいます。
昨日(12月7日)参議院の財政金融委員会に出席した日銀の植田総裁は、「半期報告」を行い、
「現時点では物価安定の目標の持続的安定的な実現を十分な確度をもって見通せる状況には至っておらず、今後、賃金と物価の好循環が強まっていくか注視していくことが重要だ」
「粘り強く金融緩和を継続することで経済活動を支え、賃金が上昇しやすい環境を整えていく方針だ」
と述べたとのことです。(この2パラグラフは、上記NHKニュースより引用)
その上で植田総裁は今後の金融政策の運営について抱負を問われたのに対して、
「年末から来年にかけて一段とチャレンジングになると思っているので、情報管理の問題もきちんと徹底しつつ、丁寧な説明、適切な政策運営に努めていきたい」
と応えたとのことです。
この「チャレンジング」という抱負が、「スワッ!政策修正!」と受け止められたのか、ドル円相場は大きく反応しました。
上記の財政金融委員会は昨日午前10時から12時に掛けて行われ、まだ動画を通してみていないので、「今後の抱負」が何時頃語られたのか定かではありませんが、チャートを見る限り、12時少し前からジリジリと為替は円高・ドル安にふれており、午後になって一気に弾みが付き、日付が変わった2時頃には1ドルは141円台半ばまで下落しました。
「学術論文でも言われ始めているが、世界中のマスコミは共通して利上げを好む」
と発言されたことがありました。
「金融正常化」という用語自体そう言う指向(いや 嗜好?)を表しているとのことで した。
上記の半期報告の経済認識を聞く限り、マイナス金利解除なんてまだまだ先、という風にしか聞こえませんが、マスコミの皆さんは「年末から来年に掛けて一段と・・・」などと言われると、早くて年末にもマイナス金利解除? と、一気に短絡的に反応して、火を点け回ったのではないでしょうか。
そしてその報道を受けて英国取引時間、米国取引時間と地球を一周してきたものと思われます。
「情報管理の問題」と言っている以上、「サーやるぞ」とは言わないでしょうし、今すぐ出来る状況にはないのは植田総裁の発言を読めば分かりそうなものですが・・・
せっかくの円高ですので、多少悪のり気味ではありますが、HYG積み立て用に20万円ほどドル転させて頂きました。(為替手数料がゼロとなった記念<?>でもあります)
今朝の段階で、本年の売買は残りSDIVの配当金再投資を残すのみで、楽天証券(というか日本円は楽天銀行)の投資勘定の残高は(未受領配当金約33千円あり)
・日本円 -226千円(投信積立資金を前借りしている状況)
・米ドル +321千円(2,250$)
不測の騒動買い等もありましたが、何とか収支はとれたのではと思っています。
投資はあくまで自己責任で!
(すぐにマイナス金利解除となっても責任は持てません)
有り難うございました。