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出遅れおじさんです。
11月1日、五大商社の先陣を切って三井物産(8031)が2023年3月期の中間決算を発表しました。
過去の記事、
でご紹介した、東京エレクトロンデバイス(2760)の「驚愕」ほどではありませんが、「嬉しいお知らせ」には違いありません。
上半期の決算はもとより、年度の純利益見通しや、配当予想も上方修正された上、自社株買いも公表されました。
直近の決算状況(単位:億円)、及び1株配当及び今回発表の推移は以下の通りです。
収益 純利益 1株配当
19年3月期 69,575 4,142 80円(40+40)
20年3月期 68,850 3,915 80円(40+40)
21年3月期 80,102 3,354 85円(40+45)
22年3月期 117,575 9,147 105円(45+60)
23年中間 74,238 5,391 今回発表
23年3月期 - 9,800 130円(65+65)今回修正予想
今年5月の2022年3月期の決算発表では、22年度実績の純利益9,147億円に対し、23年度見通しは8,000億円と保守的(弱気と言えば言いすぎ?)な予想を上げて、不興を買っていたので、今回の上方修正で見事にリカバーしました。
(22年3月期の純利益が対前年2.7倍という驚愕のレベルでしたので致し方ないとは思いますが・・・)
今回発表の上半期純利益の対前年同期比改善△1,345億円、年度見通しの対前回予想改善△1,800億円のうち、為替影響はそれぞれ930億円、1,080億円で、全体の改善の6割以上は円安の効果とされています。
輸出入双方に関わる商社でも、円安の効果は侮れません。
今回公表された自社株買いは、1,400億円(上限6,000万株)の規模で、流通株式の3.8%(株価換算130円超!!)に相当する水準です。
今回の発表を受けて、物産の株価は跳ね上がりの傾向を見せています。
これに先立ち、10月上旬に伊藤忠(8001)が通期予想と配当予想の上方修正、並びに自社株買いを公表しましたので、商社株全体で好決算を連想させ株価はジリジリと上昇していました。
今回五大商社の先陣を切って公表された物産の中期決算を受けて他の四社の株価も友連れで跳ね上がりの傾向にあります。
他の四社の決算も「嬉しいニュース」である事を祈っています。
「エッ? 何ですって? バカが保有株高騰で浮かれている?」
そのものズバリである事は否定できませんが・・・
有り難うございました。