出遅れリタイア日記

年金生活への移行 資産運用等

伊藤忠・住商・丸紅・・・中間決算の三社三様

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出遅れおじさんです。

 

 休日明けの本日(11月4日)、一昨日の「先鋒(?)」三井物産(8031)に続き、「次鋒、中堅、副将」と言うことで、11時に丸紅(8002)、13時に伊藤忠(8001)、14時に住友商事(8053)が2023年3月期中間決算を公表しました。(順番には拘らないでください)

 

 住商・丸紅は中期決算は収益・純利益とも大きく前年同期を30~50%のレベルで上まわりましたが、伊藤忠のみ、収益は対前年同期比19%の増でしたが、純利益は対前年同期▼3.5%の減少となりました。

 

 22年3月期の通期純利益実績、年間配当実績、及び23年3月期の通期純利益見通し、年間1株配当の予想・見直し状況は以下の通りでした。

 

        伊藤忠 住商   丸紅

22年3月期実績

純利       8,789  4,636  4,243(単位:億円)

配当        110   110    62(単位:円)

 

23年3月期予想

純利(前決算時)  7,000  3,700  4,000(単位:億円)

純利(今回報告)  8,000  5,500  5,100(  々  )

配当(前決算時)   130    90    60(単位:円)

配当(今回報告)   140   115    75(  々  )

 

 五大商社は五社とも、22年3月期は資源高(期末に向けてはロシアのウクライナ侵攻により更に上昇)、円ドルレートがほぼ110円台、年度末に至って120円台前半まで上昇等の追い風要素の結果、相応の利益水準を確保しましt。

 しかし、「こんなボーナスステージが長く続くはずは無い」と、23年3月期純利益見通しは22年3月期実績に比べて、保守的(弱気?)な予想としていました。

 (三菱商事<8058>に至っては、ほぼ▼44%減を想定)

 しかし年度明けて、資源高とドル高の基調は衰え知らずで、各社とも年度見通しの上方修正をするに至りました。

 伊藤忠のみは、通年予想値こそ上方修正しましたが、22年3月期の純利益実績を下回る水準に留まっています。

 (その機先を制すべく事前に公表したのでは・・・と勘ぐりたくなります)

 

 今回の中間決算報告に合わせて(一部先だって)実施された、自社株買いの公表は以下の通りでした。

 

        伊藤忠 住商   丸紅

自社株買費用      350   -    300(単位:億円)

  々  %     3.0  -     2.0

 

 住商は21年3月期の赤字から復帰したばかりでしたので、自社株買いという「荒技」は思いとどまったのかも知れません。

 

 三社とも取引時間中の発表でしたので、株価はそれぞれの反応を見せました。

 

 

        伊藤忠 住商   丸紅

11月4日騰落   +6円 +84.5円 -27.5円

   騰落率   +0.15%  +4.24%   -1.96%

 

 本日の日経平均が▼463円、▼1.68%の下げ環境であったと言うことを念頭におくと、伊藤忠は年度決算・配当の上昇修正、自社株買いが10月段階で公表されていたことから、微増を評価すべきかも知れませんが、寄りつきからは大きく下げましたので、10月を上まわるサプライズは無かったということでしょう。

 

 同様に住商は良い意味でサプライズ、丸紅はやや期待先行に過ぎたということかも知れません。

 チャートは「一番頑張った(?)」住商です。

Yahoo Finance殿サイトより借用

 

 週明けの8日(火曜日)は「大将」三菱商事の中間決算発表です。

 既に期待先行で前月末の4,031円から三連騰で4,309円まで株価は上げていますので、さらなる飛躍に一段高はあるか、失望売りで大暴落か・・・ 

 買いたいと思う価格まで下げたら「逆に御の字」です。

 (ドンダケ 商社株が好きヤネン!  何時もの自問自答です)

 

有り難うございました。