出遅れリタイア日記

年金生活への移行 資産運用等

エイリスキャピタル(ARCC)の配当金を頂きました・・・こちらも愚直にARCCを購入

当ブログをご訪問頂きまして大変有り難うございます。

出遅れおじさんです。

 

 エイリスキャピタル(ARCC)から配当金を頂きました。

 ARCCは米国最大のBDC(Business Development Company)です。BDCとは直訳すれば事業開発会社とも呼ぶべきかも知れません。

 中小の新興企業に投資する会社で、やっていること自体は基本的にはベンチャーキャピタルと同じです。

 ただ、ベンチャーキャピタルが特定のスポンサーの資金を運用しているのに対して、BDCは広く一般の株式市場の投資家から募った資金を運用しているといのが大きな違いです。

 日本のREITと同様に利益の90%以上を配当として投資家に還元することにより法人税の徴収を免除されていると言うことも大きな特徴です。

 

 何故、改めてARCCの特徴を記載したかというと、今回の配当から久しぶりに増配となったからです。

 (だからといって決してARCCへの投資を勧奨する意図はありません。

  投資は自己責任で!)

 

 過去の配当実績は以下の通りです。

 

2012年12月期~ 0.38$(年間1.52$)

2018年 6月期~ 0.39$(年間1.56$)

2018年12月期~ 0.40$(年間1.60$)

2021年 6月期~ 0.41$(年間1.64$ 今回:今後の継続は不詳) 

 

 記載した基本配当に加え直近ではコロナショック直前の2018年12月期から2019年9月期までの1年間は特別分配0.02$が加算されて支給されていました。「利益の90%を放出」せざるを得ない事業形態としては致し方ない所ではあります。

 

 これ以前の配当を遡ってみると、リーマンショック直後は「減配」されたこともあったようですが、今回のコロナショック前後も若干タコ足気味の期間はありましたが0.4$の配当は維持されてきました。

 

 ただ、株価はとんでもなく下落しており、いくら「ストップ安、ストップ高」の無い米国株といえども2020年の2月下旬から3月下旬にかけて株価は60%近く下落しました。

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Bloonberg殿サイトより借用


 

 この四半期(2020年3月期)の1株利益は0.41$を確保していたのですが、アナリスト予想の0.43$には届かなかったと言うことではありましたが、その後も0.39$水準は維持していました。

 

 どうしてこういうことになるかというのは、以前「モトリーフール」のレポートで見た記憶がありますが、BDCの投資先が未上場等情報の開示レベルが低いことが憶測を呼びやすく、株価が乱高下(下げオンリー?)し易いとのことでした。

 BDCに対する投資がリスキーであると言われる所以だと思います。

 

 今回頂いた配当金額は以下の通り、ARCCへの追加投資とすべく以下買い増しをしました。

 

【ARCC受取配当金】(NISA)

単価✕数量   0.41$✕122株

国税     5.00$

受取額    45.02$

 

【ARCC受取配当金】

単価✕数量   0.41$✕1125株

国税    46.12$

国内税    84.32$

受取額    330.81$

 

受取配当金合計 375.83$

 

【ARCC購入】

単価✕数量  20.695$✕18株

手数料     1.83$

支払額    374.34$

 

 今回の買い増しにより、保有株数はNISA口座122株、特定口座1,143株となりました。

 AT&Tの配当金でARCCを購入した2021年5月7日を起点としてQYLDの記事で紹介しているのと同様の株価と投資額(配当の再投資を除く)の指数をグラフにしてみました。

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株価推移と配当再投資による資産推移


 

有り難うございました。