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出遅れおじさんです。
みずほフィナンシャルグループ(8411 以下みずほ)より株主総会招集通知と配当金を頂きました。
配当金自体はここしばらく年間75円(株式併合後)が定着しています。
同社の株主総会招集通知は特殊で、たまにJリートではA4版の封書で各期の事業報告を送ってくる法人はありますが、株式会社の総会招集通知をA4の封書で送ってくるのは私の保有銘柄のなかではみずほだけです。
SDGs的で無いとか小難しいことは言うつもりはありません。私自身が、非ESG的でありますし、非SDGs的ですので・・・
ただ、以前から同社は沢山議題を詰め込んだ、結果として大判にせざるを得ない事情があったとしか思えないですし、それが実は総会招集通知を読む一つの楽しみでもありました。
勿体つけた言い方で申しわけありませんでしたが、同社の総会には「大変興味深い」株主提案議案がいくつか含まれていたからです。
例えば2020年3月期の総会では、定款の一部変更として
・余剰金の配当等の決定機関(総会で決めろ)
・株主提案議案の総会参考資料への記載
・パリ協定の目標に沿った投資のための経営戦略の記載
・優越的地位を利用した取引先へ不当な圧力行為の禁止
・ 〃 仲介者への圧力行為の禁止
・内部告発窓口の設置
を折り込め、と6議題もの株主提案議案が提案されておりました。
当然この一つ一つに提案理由を掲載する必要があり、各議案ほぼ1ページを割いてしまうことから大判の総会招集通知とならざるを得ない事情があったと言わざるを得ません。
で、
みずほさん!
ドンダケ周囲から恨みを買っているんですか?
と、聞きたくもなります。
怒りの余り、わざわざ議案内容および提案の理由は、「誤字・脱字や事実誤認も含め原文のまま記載」と注釈を入れる始末です。
手持ちの銘柄でもなかなか敵対的株主提案議案が出ると言う会社は少ないです。
で、今年の議案書・・・
役員の選任の1件のみ?
何があった?
どうも色々調べると、過去に積極的に提案した株主という方は特定のかた(個人?)に限られたようで、実は同社は2020年10月1日付けで株式併合(10→1株)しており、1株未満の株主は強制的にみずほに買い取られ、株主資格を剥奪されたと拝察されます。
かっては「極少数株主の提案」とわざわざ注記されていた時期もありました。
そう言う意味ではみずほの「作戦勝ち」なのでしょうが、併合されても1株170円が1700円なので、コノ会社にはそれ程の資金を投じる価値も無いと判断したのか、それくらいの資金を投じて発言する勇気も無い単なる負け犬の遠吠えだったのか・・・
年に一回のお楽しみが一つ消えました。
有り難うございました。