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出遅れおじさんです。
スターアジア不動産投資法人(3468)及びさくら総合リート投資法人(3473)より分配金を頂きました。
分配金はそれぞれ投資口あたり1,718円、2,489円(何れも税引前)です。
スターアジアRは今年の8月1日に投資口を2分割しているので分割換算後の分配金を表示しています。
さくら総合Rはさらに注釈が必要で、ご存じの通り8月1日付けでスターアジアRに買収されました。
さくら総合Rは6月、12月決算の法人でしたので、本来6月末日付けの分配金を9月に頂ける予定でしたが、1月、7月決算のスターアジアRに買収されたことで、7月決算の同法人の分配金と同時に1ヶ月遅れで7ヶ月分の分配と言うことになりました。
スターアジアRのプレスリリースによると、正式な用語では、分配金では無く最終営業期の利益の精算という位置づけで「合併交付金」と言うそうです。
(前期分配金2,116円→今期交付金2,489円)
スターアジアRのさくら総合R買収は、まさにスッタモンダの末の決着でした。国内初のリートの敵対的買収と言われ、ホワイトナイト(投資法人みらい)の出現等、下手な私の解説よりもこの経緯を一番要領よくまとめてくださっている、東洋経済誌の一井純記者の記事をご参照ください。
「リート初の『敵対的買収』意外な結末の一部始終
(1号上場から18年、制度的不備があらわに)」
https://toyokeizai.net/articles/-/300897
実は私、スターアジアR、さくら総合R、投資法人みらいの3つとも保有しておりましたので、双方から賛成投票(あるいは委任状)の依頼、所謂プロキシーファイトのお手紙攻勢が派手に繰り広げられました。2015年3月の大塚家具のお家騒動(所謂親娘喧嘩)を思い出してしまいました。
結局、8月1日付けでスターアジアR 1口に対しさくら総合R 0.89口で買収が決定。これだとさくら総合Rの投資者はスターアジアRの投資者になれないので、スターアジアRは同日付で投資口を2分割し合併比率を1:1.78にしました。
さくら総合の1口の1/1.78はスターアジアR 1口に、0.78/1.78は別途払い戻し(10月下旬)となるとのことです。
スターアジアRの1口あたり分配金の今後の見通しは
2020年7月期 1,718円(実績)
2021年1月期 1,658円
2021年7月期 1,455円
と不動産投資全体の停滞感を反映してじり貧と言うしかありませんが、ホテル主体のリートほどの落ち込みはありません。10月14日の終値は45,800円ですので分配金利回りは7.5%です。
ところでオマエはなんでそんな弱小(当事者、関係者の皆様、大変申しわけありません)リートを・・・と言うお叱りはごもっともです。
3社とも資産規模では下位1/4グループの位置づけで、スターアジア、さくら総合は無格付け、投資法人みらいは格付けA~A+です。
格付けが高くないと日銀の黒田バズーカの買い入れ対象にもなれません。もちろんそれなりの銘柄も保有していますが、一か八かの高利回り、格付け取得を目指しての合従連衡も結構おもしろいと言うことで殆ど1投資口のみで少額保有しております。
有り難うございました。