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出遅れおじさんです。
先日の記事
で、自由民主党の大敗は、「政治と金」に対する批判では無く、石破ソーリの一貫性・公平性を欠いた「味方を後ろから打つ」姿勢にコアな支持層がノーを突きつけたからと評価しましたが、それを数字で裏付けるコメントが出てきました。
元日経新聞で名古屋外国語大学特任教授(日経で唯一共感できる論説委員でしたが・・・)の滝田洋一氏が「かんべいさん@tameikekanbei」様(双日総研の吉崎達彦氏)のツイート及び数表を引いて、
「無党派層が鉄槌を下したのでは無く、約500万人の自民党支持者が去ったことによる」
とリプライしました。
小選挙区は選択肢が無い場合が多く、批判票が立憲民主党(野田代表は「裏金問題」しか訴えてこなかった)に集まる傾向は避けられないものの、比例区の得票は政党の支持を良く表しているとのこと。
リアリストの指摘:吉崎達彦氏の慧眼https://t.co/fS0suLg3BY
— 滝田洋一(Yoichi TAKITA) (@takitanufs) 2024年10月29日
「選挙結果は、「裏金問題」に無党派層が怒りの鉄槌を下したのではなく、500万人位の自民党支持者が去ったことによる。その証拠に投票率が3年前に比べて2p位低下。立民への比例投票数は、3年前と同じ1100万票にとどまっている」。QED. pic.twitter.com/aa76Qx9Jc3
数字が見にくいので主だった政党の得票数の前回選挙(2021年)との差異を大まかにまとめると以下の通りとなります。
自由民主 ▼533万票
公明 ▼115万
立憲民主党 △ 7万
共産・社民 ▼ 89万
国民民主 △358万
れいわ △159万
保守・参政 △322万
総数 ▼271万
上にも書きましたが、「裏金」しか訴えてこなかった立憲民主党はほぼ横ばいです。
自民・公明の650万票は国民民主と保守党・参政党に流れたと見るのが自然だと思います。(まさか「れいわ」に流れたとは思えません)
そういえば、選挙公示前の10月9日以来モーサテの出演はありませんので、何れ上記の内容は「プロの眼」で取り上げられるのでは、と思います。
前回出演時
の吉崎氏の「石破ソーリは負けしろが大きく長期政権かも」という恐怖の予想は、既に破綻、次の参院選まで持ちそうにもありませんので、一刻も早く後進に道を譲って欲しいものです。
本人が選挙に負けたのは所謂「裏金議員」のせいでは無く、自分自身によるものと早く気づいて欲しいものです。
有り難うございました。