出遅れリタイア日記

年金生活への移行 資産運用等

さようなら AT&T(T)・・・QYLDか? QQQか?・・・読者200名突破の御礼

当ブログをご訪問頂きまして大変有り難うございます。

出遅れおじさんです。

 

 いよいよ土日にかけて悩みに悩んで(というほどのものでもありませんが)、AT&T(T)とは「おさらば」することとし、売却金額のほぼ半分はベライゾンコミュニケーション(VZ)、残り半分はグローバルX NASDAQ100・カバード・コールETF(QYLD)を購入する事に決心しました。

 

 半分のベライゾンは大した悩みも無く、AT&Tベライゾンに乗り換えるというのは、一種「ベタ」な選択です。

 一方、残り半分をQYLDにするかインベスコQQQトラスト・シリーズ1(QQQ)にするかというのは多いに悩ましいところでした。

 

 両ETFは比較議論されることも多々ありますが、どちらも「Q」が着いているのでお判りの通り、NASDAQ銘柄に投資するETFです。

 投資対象銘柄も、アップル、マイクロソフト、アマゾン、グーグル、フェイスブック、テスラ等々殆ど同じです。

 両者の決定的違いは、これらの企業の成長(所謂株価の上昇)をダイレクトに信託資産規模に繁栄する(QQQ)か、カバード・コールと称しているように、コールオプション(株を買う権利を売る)によって値上がり分の差額をプレミアムオプションとして享受し分配金として投資主に還元する(QYLD)か、です。

 

 基準価格の5年チャートの推移を見てお判りの様に、QQQは上記銘柄の成長とともに基準価格は大きく上昇していますが、QYLDの基準価格は20$を超えたあたりで留まったままです。

 

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 これは投資の教科書でよく見る「例題」と同じで、上記の投資対象銘柄は殆ど配当せず利益を成長への再投資にむけており、それが株価の上昇に反映され、さらにはQQQの基準価格に反映されています。

 逆にQYLDは成長の部分を盆栽のように剪定し出資者に分配しています。

 言い換えればQQQは複利運用、QYLDは単利運用していると言えばよろしいでしょうか。

 

 上記の5年チャートでQQQの基準価格は約3倍に上昇しています。

 一方QYLDはほぼこの間年間10~12%(!!)の分配を実施していますが、これをすべて再投資、複利運用しても200%の成長にはほど遠いと思います。

 

 どちらが投資方法として正しいのかと言えば、QQQというのが教科書的正解です。

私も10歳若ければ悩まずQQQを選択するでしょう。

 

 でも、私 出遅れおじさんは7月からいよいよ「フツーに」リタイアし、年金生活へと移行することになっておりますので、将来の成長よりも安定した分配の方に魅力を感じこちらを選択するという結論に至りました。

 

 

【追記】読者200名突破の御礼

 昨年9月より見よう見まねで当ブログを開始し、読者の皆様に支えられて今日まで続けてくることが出来ました。

 応援頂いている読者の皆様に厚く御礼申し上げたいと思います。

 今後ともよろしくお願い申し上げます。

 

有り難うございま