出遅れリタイア日記

年金生活への移行 資産運用等

米中露外相ガチンコ対決・・・我が国外相の存在感薄く、いや、存在すらしていませんでした

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出遅れおじさんです。

 

 3月2日、G20の外相会合が開かれていたインドのニューデリーで、ロシアのウクライナ侵攻後初めて米露の外相が「短時間」とのことですが、直接接触したとのことです。

G20事務局サイトより借用

 

 共同通信が配信する我が国のニュースでは、ブリンケン米国務長官の発言しか伝わりませんが、激しいやりとりがあったのでは無いでしょうか。

 なにがしか主張しないとラブロフ露外相も立場が無いでしょうから。

 

 また、外相会合の場では中国の秦剛外相も加えて激しい応酬が行われたようです。

 

 そう言う場で、我が国外務大臣は存在感が薄いどころか、存在すらしていませんでした。

 

 参議院予算委員会で、2月末に衆議院で採決された令和5年度予算案の基本質疑が全閣僚出席のもと開催されるとの理由で、林外務大臣G20外相会合には出席していませんでした。

 

 「どっちが 大事なんだよ!」

 

 と言いたくなりますが、インド国内のマスコミからも批判的に報じられているようです。

 

 

 林外相のG20外相会合欠席に対する世論の風当たりが強いとみるや、与野党、官邸・外務省等で責任のなすりあいが始まる始末で、最終的には野上浩太郎参院国会対策委員長が、全閣僚の出席に拘ったからということにされているようです。

 

 ただ、私自身穿った見方に過ぎると言われかねませんが、林外相自身が出席したく無かったからでは無いか、と思っています。

 

 まさか、米中露の丁々発止の中に割り込んで存在感を出す自信が無かったとは思いませんし、林外相の国連総会での演説はなかなか素晴らしいもので、これまでの同氏に対する評価をある程度(「多少」を少し上まわるくらい)改めざるを得ないほどの出来であったと思いますので、それなりの存在感は出せたのでは、と思います。。

 

 そんなことより、インドに関わりたくないというのが最大の理由では無いかと考えています。

 

 リンホウセイ外交部長(郵便学者の内藤陽介氏命名)と揶揄されるほどの親中姿勢がそうさせたとも思います。

 更に言えば、インドとの関係を重視した故安倍元総理の築き上げたインドとの関係に乗っかりたくないと言う思いが無かったと言い切れるのでしょうか。

 

 それであれば国益より私怨に重きを置いたと言わざるを得ず、将来の首相候補としてはあるまじき行動です。

 

 風当たりの強さに怖じ気づいたのか、3月3日に開催される日米豪印のクアッド会合には出席するとのことです。

 

 それこそ我が国が提唱した国際枠組みですので、そもそも欠席すること自体あり得ませんし、まさかこれも欠席するつもりだったのではと疑わざるを得ません。

 

 そんなことより、まさか安倍元総理の最大の遺産であるクアッドをぶち壊すようなことはしないとは思いますが。

 

 (追記:無事終了したようです)

 

有り難うございました。