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出遅れおじさんです。
【三十何年ぶりの早朝ドライブ復活】
私はクルマを運転するのが好きです。
独身の頃から、ナニも考えずにひたすらクルマを運転し続けることによって、日常のストレスやモヤモヤを一気に消し去ることが出来ていました。
今風な職場では無い事は重々承知の上で言いますと、仕事の終わりが0時過ぎは当たり前、2時、3時も珍しくない、「ブラック」を遙かに超えた職場だったのかも知れません。
週末、金曜日の夜ならそのまま会社帰りにドライブに出かける事もありました。
最早早朝ドライブというより深夜ドライブですが。
当時は北九州在住でしたので、久留米まで(高速や国道3号線経由では無く、筑豊から山越えして)遠征して深夜営業の久留米ラーメンを食べて帰ったり、博多経由佐賀県の唐津まで缶コーヒーを飲んだだけで帰って来た事もありました。
そんな中、2~3ヶ月に一度くらいですが、金曜日に年休を取って、未だ薄暗い時間に阿蘇や高千穂まで足を伸ばすのが無上の楽しみでした。
明け方の山並みも素敵ですが、郊外に向かって運転しながら「○×交差点、上り方向は△□まで渋滞」なんて交通情報を聞いていると、俗世界から飛び出せたような気がしていました。
結婚してからも、頻度は下がりましたが、早朝明けやらぬ時間からドライブに出かけ、阿蘇の外輪山から滝のように雲が流れ落ちてくるのを二人でボーっと眺めたこともありました。
子供が出来るとさすがにそう言う自由な時間を過ごすことは出来ません。
現役を退くとき、自由な身になったら早朝ドライブを復活したいと家内に言ったら、
「外に出かけて留守にしてくれるのは、凄くうれしい♥」
と言われてずっこけたこともありました。
で、三十何年か果たせなかった「早朝ドライブ」を今朝(3月30日)、漸く天気が回復しそうでしたので決行しました。
薄暗いうちに出発して、小田原からターンパイクを経由して芦ノ湖で蕎麦を食す、と言う計画でしたが、箱根の施設は9時前には何処も開いていない(駐車場にすら入れない)と言うことを初めて知りました。
何とか11時まで時間を潰して、漸く湖尻の「竹やぶ」でそばがきととろろ蕎麦を頂くことが出来ました。
【とんでもない邂逅】
昨日の「悶々ネタ」
の続きですが、早朝ドライブの途上、芦ノ湖を見晴らせる駐車場にクルマを止めると、隣は憧れの2シーターオープンが。
車名を伏せていては、話が見えないので明かしますが、悶々としている2シーターオープンとはBMWのZ4 M40です。
駐車場にはカメラを抱えた同年代か少し上くらいののおじさんがいましたが、無遠慮にも後ろに回ってグレードをチェックすると、なんと「M40」・・・
おじさんが戻って、助手席にカメラをもどしたので、
「勝手にクルマを眺めて失礼しました。実はこのクルマ、買いたい車の有力候補なんです」
と素直に言うと、おじさんは
「人生最後のクルマかも知れないので、こういう遊びグルマにしたんですよ」
とのこと。
このおじさん、以前はAMGのC43(これも最有力候補)に乗っていたとのことで、私もこの車の前はBMWでしたので、暫くメルセデスとBMWの比較論に花が咲きました。
イヤーなものを見てしまいました。
今までC43にかなり傾いていた(機械としてはこちらが正しいと思います)のですが、昨日2シーターオープンの魅力に触れ、今日実車を見てしまったら、再びZ4に傾いてしまいました。
セカンドカー、どうしよう?
悶々、悶々・・・
有り難うございました。