出遅れリタイア日記

年金生活への移行 資産運用等

リアル「根比べ」が始まる前に「CONCLAVE(教皇選挙)」を見てきました

当ブログをご訪問頂きまして大変有り難うございます。

出遅れおじさんです。

 

 ゴールデンウイーク開け(何の関係もありませんが)の5月7日より先日亡くなられたローマ法王フランシスコ猊下の後任を選ぶコンクラーベが始まりますので、これに先立って映画「教皇選挙(CONCLAVE)」を見に行きました。

HIS 殿サイトより借用



 どうでも良いことですが、マスコミ報道でも「ローマ教皇(or法王)フランシスコ」といういわば呼び捨て的に報じていますが、宗教の高位聖職者に対する「猊下」という尊称は死語になったのでしょうか。

 そのうち「陛下」もそう言う扱いになったりして・・・既にマスコミは「皇后陛下」とは呼ばなくなってきているような気がします。

 

 毎日が日曜日暮らしの私にとって、休日の外出は億劫で、実はG/W中の「To do List」のひとつ(下位の下位)ではあったのですが、土日及び祝日は避けたかったのでイヨイヨ日調整がつかなければ7日以降でも・・・と思っていたところ、2日は終日雨予報でしたので、2日に映画館へ出かけました。

 

 端的に言って非常に面白い映画でした。

 

 ネタバレにならない程度に、良かった点を・・・

 

【人物描写・設定】

・各国(或いは各教区)のトップの「枢機卿という聖職者」でありながら、全員が「聖人」とは言いがたく、権力欲、深謀と秘密の暴露の報酬・・・じつはこれがこの映画の醍醐味なのですが。

・「男社会」そのもの(完全な黒子扱いの修道女)

・「バチカン市国」は独立国なのですが、イタリアの一部という想いもあって、イタリア人至上主義。(台詞はプライベートな会話は英語、行事中はイタリア語)

・黒人に対する侮蔑、差別意識

・意外と喫煙率が高い(隅っこの喫煙所でヒソヒソ・・・まるで体育館裏)

 

【外からうかがい知ることの出来ない密室行事の描写】

 秘密保持の体制・・・スマホ等連絡手段の回収箱、移動のバスと前後の護衛。

 窓はシャッターで封鎖(かって、ガラスの振動をレーザーで解析・・・)

 

【セット・美術の造形】

 冒頭の写真はHIS殿から借用したバチカン市国の写真ですが、実物で撮影できるわけでも無く、チネチッタというスタジオのセットでの撮影だそうで、私自身イタリア人の生まれ変わりを自認する割には、バチカンはおろかイタリアにも行ったことはありませんが、荘厳な建物や彫刻の造形等見事な再現ぶりでした。

 時折アップになるシスティーナ礼拝堂の「ご本尊」ミケランジェロの「最後の審判」が座の雰囲気を良く表しています。

 

【音楽】

 まれに打楽器の音も入っているようですが、基本はオリジナルの弦楽合奏です。

 しかもふくよかな柔らかみを感じさせ・・・と言うタイプの音色では無く、間近で聞く弦楽器の音、スタッカート気味に弓の当たりの強さを強調したボウイングやピチカートのアタック音が緊張感を高めています。

 ミニマムな音楽がスリリングさを引き立たせています。

www.youtube.com

 色々既に取りざたされていますが、「上質な大人のためのエンターテインメント」と呼ぶに相応しい映画であると思います。

 

有り難うございました。