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出遅れおじさんです。
5月に入りました。
本来昨日上げる予定の記事でしたが、昨日(5月1日)のモーサテの加藤出氏の「きょうの経済視点」の発言があまりに酷かったので、逆上してしまいました。
相場の世界には理論的には説明が付かないが・・・という法則性のようなものがあり、これをアノマリーと呼んでいます。
中でも一番有名なのが、「セルインメイ」でしょう。
文字通り、「(株は)5月に売れ」です。
原文は続きがあって、
“Sell in May, and go away. Don’t come back until St Leger Day.”
「(株は)5月に売って、立ち去れ! セントレジャーデイまで(市場に)戻ってくるな」
「セントレジャーデイ」とは9月第二土曜日に英国で開催されるセントレジャーステークスという競馬の開催日だそうです。
要は、「5月から9月中旬までの相場は低迷する」という格言のようです。
これを裏付ける実績として私が一番納得しているのは、以前モーサテで経済研究所の香川睦氏が示してくれた以下のグラフでしょう。
ダウ平均と日経平均の30年間の対前年末以来の騰落の推移を示したものです。
不思議なことに、米国株も日本株も同様の傾向にあります。
日本では、「節分天井」だ、「彼岸底」だと言いますが、日米株式とも紆余曲折有りながら4月から5月に懸けて上昇し、以来9月中旬まで低迷する傾向にあります。
そして、それ以降は「ハロウウイーン景気」だ、「サンタラリー」だ、「年末ラリー」だ、と呼び方は色々ありますが、年末に向けて株価は上昇してきていました。
4月~5月に株価が高い理由は、諸説ありますが、どこの番組で聞いたにか記憶は怪しいのですが、「年末で締めた確定申告の税金の還付があるから」というのが有力なようです。
米国では、所得税は日本のように源泉徴収されておらず、確定申告が主流と聞いていますが、年途中で仮徴収されているのでしょうか。
真偽の程は定かではありません。
6月~9月が低調なのは夏休みの影響であろうことは容易に想像が付きます。
ただ、個人的には以下に示すように、私個人としては7月、8月はそんなに成績は悪くありません。
「アノマリー」大好きな、出遅れおじさんは、自分自身の株式資産の推移がどうなっているのか、データが残っているのは2016年1月以降の7~8年のみですが、検証しています。
このグラフは1月から12月までの年々の「対前月騰落」の勝敗を表しています。
色の濃いところは月次の対前月騰落が±100万円以上の月です。
次のグラフは、月々の対前月騰落の平均値並びに年初来の累積をまとめたものです。
両グラフとも、1月~4月はN=8、5月~12月はN=7です。
勝率で言えば7月がトップ(6勝1敗)、平均値では8月がトップ(+39万円)です。
夏休みを取りにくい日本人の性格によるものかとも思いましたが、上の香川氏のグラフでは日経平均も6月~9月は低調です。
「ナンデヤネン」と叫びたいところです。
いずれにしても、「Buy and Hold」を信条とする私としては、分配金再投資・定期買付を除いて暫く大人しくしています・・・と言う宣言に他なりません。
皆様におかれましてはくれぐれも投資は自己責任でお願いします。
一朝事があれば、「買い」に走るつもりですが・・・資金は限られています。
有り難うございました。