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出遅れおじさんです。
【9月物価指数・・・欧米式コア指数は+1%に達したか?】
「小ネタ」扱いするには忍びないのですが、本日(21日)9月の物価指数が公表されました。
総務省ページによると、前年同月比は
総合CPI +3.0%(8月+3.0%)
コアCPI +3.0%(8月+2.8%)<生鮮食品除く>
コアコアCPI+1.8%(8月+1.6%)<生鮮食品、エネルギー除く>
と言うことですので、生鮮食品は前年並に落ち着いて来たようですが、エネルギー及びその他の食品等を除く物価指数は対前年同月+0.2%程度上昇しているようです。
いつも元日銀審議委員の片岡剛士氏がツイッターでアップしている欧米式コアCPI(飲食料品、エネルギー除く)の数字が今回見当たらないのですが、8月が対前年比+0.7%でしたので、+0.9%(8月の対前年同月比+0.7%+0.2%)を越えるのは難しいと考えています。
総務省の生データを見ると、生鮮食品を除く食料はプラスなのですが、教養娯楽用耐久財・宿泊費等が対前月マイナスですので。
「あと一息」という感じですが、緩和は失敗として黒田日本銀行総裁に辞任を求める輩が現れる始末で、愛読しているトピ子(id:kyotopi1818)様がブログ
で、
「うちの黒ちゃんに辞任をせまる不届者」
と、洒脱に纏めてくださっています。
ホントーッに民主党政権は「悪夢のような」では無く「悪夢そのもの」でした。
【32年ぶり1ドル150円・・・21日には既に151円になっていますが】
ドル円レートが大台を超える度に、「◯☓年ぶり」とマスコミは報じますが、一体何が言いたいのでしょうか。
もしかしたら、心の内で世の中は年々成長していて昔はダメだった、と考えているから32年前の酷い時代に戻ってしまった、と訴えたいのかも知れません。
32年前は本当に酷い時代だったのでしょうか。
32年前1990年はバブル景気絶頂の時代(wiki等ではバブル景気は1986年から1991年とされています)です。
土地価格高騰に浮かれたバブル期を忌むべきものか否かは議論が分かれるところですが、一般的な経済指標では過去最高の時代であったのでは無いでしょうか。
実質GDP成長率+1.4%(1990年代前半)
名目 々 +2.3%( 同上 )
物価上昇率 +3.3%(1990→1991年)
失業率 2.1%(1990年)
32年前は「良い時代」だったのです。
32年ぶりに「良い時代」に戻れたのです。
有り難うございました。