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出遅れおじさんです。
元FRB議長のバーナンキ氏他お二方がノーベル経済学賞を受賞されることとなりました。
リフレ経済理論信奉者の末席を汚す 私 出遅れおじさんとしては素直に喜びたいと思います。
昨夜(10月10日)第一報が届いて以降、ツイッターのリプライははっきり祝意を示す方と批判的な方に見事に分かれました。
まさに旗幟鮮明と言うところでしょう、
私も敬愛する、元日銀審議委員の片岡剛士氏が以下のようにツイートしました。
どうもテレ東のWBS(ワールドビジネスサテライト)が同氏の受賞を「異例の受賞」と伝えたとのことでした。
片岡氏はその後のフォローで、FRB議長という実務職にあった方が受賞するというのが異例というのかとのご自身の解釈を上げましたが、「異例の受賞」という説明こそ異例とテレビ東京に異議を問いかけていました。
私も気になったので、本日(11日)の5時45分にテレビの前に鎮座してモーサテの生放送(普段は追っかけ再生)をチェックしたところ、確かに相内キャスターも「異例の受賞」とニュースを伝えました。
「優香さん! 何が『異例』なの?」
じっと続きを聞いていましたが、受賞の事実以外には触れたくないようでした。
「テレビ東京がバーナンキ氏の受賞を快く思っていない」、という旗幟は鮮明に読み取れました。日本「経済」新聞も同様と思われます。
他にも否定的ツイートをされているのを見ると、やはりバーナンキ氏のリフレ政策が全くお気に召さない方が多いようで、
バーナンキ氏の経済政策を「ヘリコプターマネー」と蔑む方や、
わざわざ「金融危機における銀行の役割」の研究が受賞対象であって「リフレ政策」が受賞した訳では無い!と息巻く方、
挙げ句に経済学賞はスエーデン国立銀行が設立したものであって「ノーベル家が認めた正統なノーベル賞ではない!」なんて主張する方も表れる始末でした。
「反リフレ派」の皆様には触れられたくない話題でしょうし、特に財務省にお追従せざるを得ないマスコミの皆さんにとっては、2020年の「電波オークション」の受賞以来の触れてはいけないテーマなのかも知れません。
しかし「出羽の守」とは言いませんが、海外の我が国への批判的なコメントを喜々として伝えるマスコミの皆さんこそ、歴代の経済学賞受賞者のコメントを報道されてはいかがでしょうか。
ジョセフ・スティグリッツ(2001年経済学賞受賞)
「日本は消費税を上げるべきでは無い」
ポール・クルーグマン(2008年経済学賞受賞)
「日本は消費税を上げるべきでは無い」
ベンジャミン・バーナンキ(2022年経済学賞受賞)
「日本は消費税を上げるべきでは無い」
三回言われても、聞きたくないことは心に届かないようで・・・
なんて言ったって、上のお二方は故安倍元総理が国会にお招きしてご高説を賜ったにもかかわらず、霞ヶ関は全く動じませんでした。
有り難うございました。