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出遅れおじさんです。
「増収増益」銘柄第二弾です。
7月の末になりますが、兼松エレクトロニクス(8096 以下兼松エレ)が1/四期決算を発表しました。
実は正直に言って、兼松エレに対しては、22年3月期決算時の過去の記事
で、ご紹介したように、23年3月期の純利益が対前年-2.1%の減益予想であったことと、併せて同時に発表された新中期計画(23年3月期~25年3月期)の内容に従来のようなイケイケ感が乏しく、やや失望を感じていました。
ということで、7月末の決算発表時も殆どノーチェックでしたが、実は上記の決算発表を受けて兼松エレの株価は下落していたのですが突然上昇基調に転じ、今週(8月15日)に入って、年初来高値(4,360円)を更新、2020年11月の上場来高値(4,650円)も視野に入って来ました。(まだ300円ありますが)
ソコで慌てて、決算をチェック!! ・・・マヌケの極みです。
兼松エレの1/四期決算は以下の通りでした。
売上高 12,792百万円(対前年同期比+14.1%)
純利益 866百万円( 〃 +30.8%)
現段階では年度予想も配当見通しも据え置きのままです。
兼松エレの直近の決算と配当の実績は以下の通りです。(単位:百万円)
売上高 純利益 1株配当
19年3月期実績 67,396 6,739 125円(55+70)
20年3月期実績 71,961 7,387 135円(65+70)
21年3月期実績 65,542 7,382 135円(65+70)
22年3月期実績 71,331 8,785 155円(75+80)
23年3月期予想 72,000 8,600 155円(75+80)
前期の純利益が多すぎたという感じが無きにしもあらずですが、次年度予想が保守的すぎるという印象を受けた次第です。
ただ、この年間売上高・純利益と上記の四半期売上高・純利益の差があまりにも大きすぎると感じませんか?
実は私も兼松エレの株主になって(2015年1月購入)最初の四半期決算で極めて違和感を持ったので調べてみました。
同社はITインフラの構築や保守・運用という所謂BtoBビジネスですので、月々日銭が入ると言うより半期単位等での請負が多いようで、2/四期、4/四期の売上高と利益が極めて大きなウエイトを占めています。
直近の、1/四期~4/四期の年度純利益との比率は以下の通りです。
1/四 2/四 3/四 4/四
21年3月期 8.3% 38.8% 10.9% 42.0%(対年度実績)
22年3月期 7.5% 40.2% 10.8% 41.5%(対年度実績)
23年3月期 10.1% (対年度予想)
今回の1/四期の決算が如何に快調か、或いは年度見通しが保守的であったかが明らかになったと感じており、あらぬ期待に胸を膨らませておりますいます。
年度見通しの上方修正!
期待の増配発表!!
これを受けての上場来高値更新!!!
二週間以上も決算資料を放置していたとも思えないくらい、欲深さ満開です。
有り難うございました。