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出遅れおじさんです。
チョー出来の悪いラップ風タイトルで恐縮です。脚韻を踏んでみました。
8月2日の取引時間中ですが、三菱商事(8058)と三井物産(8031)が2023年3月期1/四半期の決算を発表しました。
両社については以前の記事
で、ご紹介しましたように、6月末にプーチン大統領がロシアの天然ガスプロジェクト「サハリンⅡ」の事実上の接収の大統領令に署名したことから、同プロジェクトの追加の減損処理に関心が集まっていました。
結論から言えば、両社併せて2,177億円の減損を計上したとのことでした。
尚、下記は直接出資額のみで、その他に債務保証残高があったと記憶していますが、両社広報資料を調べ切れていません。
1/四期減損 減損後残高
物産(出資12.5%) 1,366億円 902億円
商事(出資10.0%) 811億円 623億円
両社の株価は前日までは、好決算期待で恐ろしく高騰していましたが、8月2日は日経平均全体が軟調であったこと等もあり、発表直後等一旦は下げましたが、翌3日にかけて再び急上昇しました。
よく見ると減損の額、残高共に両社の規模から見ると大した影響では無いとご理解頂けると思います。
両社の決算の概況は以下の通りでした。
【物産】
売上高 37,205億円(対前年同期+40.0%)
純利益 2,750億円( 〃 +43.8%)
保守的すぎと言われた年度純利益見通し8,000億円に対する進捗率は34%(!)
【商事】
売上高 54,434億円(対前年同期+43.5%)
純利益 5,339億円( 〃 +184%!!)
同じく年度純利益見通し8,500億円に対する進捗率は62%(!!!)
サハリンⅡ等の不安要素は更に燻ってはいるようですが、資源高等強力な追い風となっているようです。
両社ともに前年度決算発表時に決定した自社株取得状況や消却状況の報告がありましたが、否が応でも期待は盛り上がります。
自社株買い アゲイン プリーズ!
増配&増配上積み プリーズ!
どうも投資なんぞをやっていると人間がさもしくなって・・・
決して皆様のことではありません。
有り難うございました。