出遅れリタイア日記

年金生活への移行 資産運用等

(続)安倍元総理追悼・・・暗殺報道の違和感、統一教会と「元自衛官」

当ブログをご訪問頂きまして大変有り難うございます。

出遅れおじさんです。

 

 安倍晋三内閣総理大臣追悼記事の続きです。

 

【おことわり】

 私は、いくら統一教会は怪しからんからといって「信教の自由」を踏みにじるつもりは毛頭ありませんし、逆に統一教会を擁護するつもりもありませんので、予めお断りします。

 

 先週末(7月8日)の昼前に発生した、安倍元総理の「暗殺」事件に関するテレビ報道(特にワイドショー)は、一通りの事実関係の解説が一段落すると、暗殺犯の動機にかかわる部分にフォーカスされて来たような気がします。

 

 特に今週半ば以降は、「統一教会」絡みの報道一色になってきたようです。

 

 しかし、これを見ているととても違和感を覚えます。

 

 特に本日の、テレビ朝日系「モーニングショー」には、元信者で金沢大学教授の仲正昌樹氏が、東大での勧誘の手口や集金の方法等ご自身の体験を元に統一教会の内幕をご紹介されていました。

 

 最近の若い方は統一教会というのは馴染みのないものとは思いますが、私(1955年生まれ)と同世代以降の皆さんは、統一教会或いはその前身の原理研究会は身近に迫り来る脅威のように感じていたと思います。

 

 確かに、統一教会の勧誘や度を越した資金調達の手法は、非難されてしかるべきです。

 しかし、そのことばかりにスポットライトを当てるというのは、暗殺犯の境遇なり動機を正当化すると言うことにはならないでしょうか。

 

 その統一教会安倍晋三氏元総理との関連性が如何なる犯行の動機形成に繋がったと言うことを明確にしなければ何も判りません。

 

 出所は失念しましたが、有る方のお母様が、

「安倍さんみたいな悪い人間は殺されて当然や!」

 と言うのにショックを受けたそうです。

「どんな悪いことをしたの?」

「よう判らんけど、何時もテレビで悪いヤッチャって言ってるじゃない。」

「アレは殆ど嘘よ!」

「テレビが嘘を言うはずがない!」

 

 勿論、自由民主党共産主義への対抗勢力としての統一教会と「ズブズブ」の関係にあったことは周知の事実ですし、現役の自由民主党議員の中にも統一教会の支援で当選できている議員が数多くいることは明らかですので、党として無碍には出来ず様々な接触が無いはずはありません。

 

 しかしこれが何故「殺さなければ」に繋がったのかは明確にはされていません。

 

 こういう論調の中に、明確に感じられるのは、野党にしろマスコミにしろ、安倍晋三元総理に対しては何を言っても許されるという奢り、或いは空気があって、犯人はそう思い込まされたのでは無いかということです。

 

 言うもでもありませんが、仮に統一教会の教祖が安倍晋三元総理であっても、暗殺して良いという理由にはなりません。

 

マスコミの皆さん! 批判を恐れずに言わせて頂くと

安倍晋三元総理は殺されて当然と思っていませんか?

 

 

 ついでに言わせて頂くと、暗殺犯の肩書きを「元海上自衛官」と表記する報道姿勢にも大変疑問を感じます。

 海上自衛官としてのキャリア・経験が、犯罪実行の大きな理由となっているならともかく、人生40年の内のほんの数年を海上自衛官として過ごしたと言うだけで、肩書きを元海上自衛官とするのは、自衛隊に対する嫌悪を煽るもの以外の何者でもありません

 

有り難うございました。