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出遅れおじさんです。
以前の記事
で、紹介しました、
・BHPの石油ガス事業子会社BHPペトロリアムインターナショナルのスピンオフ
・ウッドサイドペトロリアム(WDS)との合併
・WDSの現物株支給
の一連の手続きがほぼ完了したようです。
ヒトゴトのように「したようです」と書いたのは、WDSの株式の支給に伴う税務処理や、小数点以下の端株の売却相当額の支給等、未だ見えていない、或いは未了の部分が有るからです。
事前メールの予告通り、BHPは先週木曜(6月2日)に「一般口座」に払い出されました。
週明けに「特定口座払出通知書」なる葉書が来て、私のBHP株について
・数量29株、取得価格234,784円
と記載があります。
私のエクセルシート上の取得価格は233,893円ですので、BHP株の取得価格の100%がスピンオフ後のBHP株に引き継がれる事になります。
微少な金額の違いは、私は米国株の売買・配当の集計は日本時間翌朝のタイミングの為替で換算していますが、証券会社の集計は約定時点の為替で換算しているので、その差だと思います。
だったら、ナンデ一般口座への払出が必要?
と、聞きたくなりますが、単純に国内の税務当局とのすりあわせが上手く出来ていないからではないかと思います。
国内での同様の事例はカーブスをスピンオフしたコシダカHDの例があります。
コシダカからスピンオフしたカーブスは、当時の固定資産比率に応じ9対1で税務上の取得価格が割り振られて、双方そのまま特定口座に収まっていたと記憶しています。
いつもの話で、最初に情報収集するYahooファイナンス掲示板のBHP本体株の取扱に付いて掲示板での書き込みを総合すると、
楽天証券:特定口座の場合は一般口座へ払出、NISA口座はそのまま
SBI証券:特定口座、NISA口座ともそのまま
尚、特定口座保有株が「手違い」で一般口座へ払い出されたらしく、後日修正された模様
マネックス証券:具体的書き込みがありませんが、同証券が一番融通が利くと有りましたので、特定・NISA各口座ともそのままと思われます。
楽天証券はコストの締め付けが厳しくどんどんサービスが低下していると悪評ぷんぷんです。
次に、スピンオフしたWDSの取扱は以下のようです。
楽天証券:WDSを現物株として支給(一般口座)
SBI証券:売却相当額を配当として支給(WDSの取扱がない?)
マネックス証券:WDSを現物株として支給(一般口座)
楽天証券とマネックスは同様の扱いですが、マネックスは6月7日(日本時間)に入庫、楽天証券は9日に入庫と言うことでやや差があるようです。
私の場合はBHPの保有株数が29株ですので、WDSの支給株数は10株。端数の04806株(約12$)は現金で支給されるようです。(当然20.315%の源泉税は徴収されると思います)
楽天証券の場合、BHPの取得価格はそのままなので、WDSの取得価格は「0円」と考えて売却時に確定申告するのが正しいような気がします。
ただ、楽天証券からの「ウッドサイドペトロリアムのスピンオフ」というお知らせでは、
「今回のスピンオフは、税務当局の判断により後日日本国内において源泉徴収対象となる可能性もございます。
源泉徴収対象となることが判明した場合は、お客様の口座から税金として必要額を徴収させて頂く場合がございますので、予めご了承ください。」
勘弁してください。
WDSについてはあまり詳細な情報はありませんが、豪州市場ではPERは13倍程度のようですので、暫く保有するのも有りか? と思うようになりました。
有り難うございました。