出遅れリタイア日記

年金生活への移行 資産運用等

バフェット爺さん健在なり! 保険会社買収へ

当ブログをご訪問頂きまして大変有り難うございます。

出遅れおじさんです。

 

 日本は春分の日でしたが、週明けのダウ30平均は6日ぶり、NASDAQは5日ぶりに下げに転じました。

 「火消しおじさん」改め「手のひら返しおじさん」(何れも出遅れおじさん命名)ことパウエル議長が、一回で0.5%の利上げもあり得る(市場のコンセンサスは0.25%/回)という超タカ派姿勢を見せたことが理由と伝えられています。

 

 そんな中、バークシャーハサウエイ(BRK B)は2%を越えて上昇しました。

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Google Finance殿サイトより借用

 理由はすぐに判明しました。

 ブルーンバーグの以下の記事

www.bloomberg.co.jp

 にありますように、同社が保険会社アリゲニーを116億ドルで買収することを発表したからです。

 

 投資家の皆様にはまさに「釈迦に説法」ですが、バークシャーハサウエイは投資家ウオーレンバフェット氏が最初に投資・失敗した紡績会社の名を引き継ぐ投資会社ですが、実業部門を保有しており、その最も根幹の部分は保険会社で、これを足場とした機関投資家という言い方が一番正しいと思います。

 

 そう言う意味で、バークシャーハサウエイが保険会社を買収すると言うニュースは、すでに91歳になりなんとするバフェット氏が、「本業」とも言える保険分野を増強することにより、「バフェット健在なり!」をアピールするニュースとして好感を持って受けとめられたのでは無いでしょうか。

 

 バークシャーハサウエイの「キモ」の部分はバフェット氏のバリュー株投資を中心とした投資姿勢です。

 パートナーのチャーリーマンガー氏はどちらかというとグロース株派と言われていますがこの二人の取り合わせが、信頼感を呼んでいると思われます。

 ただし、縁起でも無い言い方で申しわけありませんが、91歳のバフェット氏、98歳のマンガー氏の年齢が同社の最大の懸案事項である事は言うまでも有りません。

 

 しかし、今回の保険業に買収はご両人の事業活動が健在であると言う証左ととらえて良いと思います。

 

 逆に、ご両人が失礼極まりない言い方ながら、投資判断を出来る状況で無くなっているとしたら、ご両人の投資姿勢が組織として受け継がれていると理解したいと思います。

 

 私の同社の取得簿価は172.3$ですのでダブルバガーとなりました。取得来ほぼ5年で2倍なので、平均リターンはおよそ15%です。

 私の保有銘柄の中ではアップル(AAPL)やアマゾン(AMZN)のように5倍となった銘柄もありますが、バークシャーハサウエイほどの安心感は望めません。

 加えて、iPhoneのような斬新な商品や、アマゾンのビジネスモデルのようなコアな成長分野を有しなくとも投資でこれだけの成長を達成出来ていることは驚きでしか有りません。

「投資の神様」と呼ばれる所以でしょうか。

 

 

有り難うございました。