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出遅れおじさんです。
ロシアによるウクライナ侵攻からほぼ二週間が経過し、原子力発電所への攻撃を初めとしてまさに「常軌を逸した」状況になりつつあります。
原子力発電所への攻撃は場合により核兵器の使用にも近い悲惨な結果を招きかねません。
侵攻開始以降、数度に亘る停戦交渉も実施されましたが、唯一合意されたとされる「人道回廊(一般住民の避難路)」の確保でしたが、
・準備されたバスはロシア行き!!
・挙げ句に、バスへの砲撃!!!
もう、当たり前の人間のやることではありません。
このような状況下で、漸く安倍元総理の核シェア発言等を発端として我が国の防衛に対する議論も深まるのではと期待したいところですが、この期に及んでも「トンデモ」平和論を唱える方は後を絶ちません。
週末(3月5日)のTBSの「報道特集」で、金平茂紀キャスターがウクライナからの現地中継で避難する人たちの行列を背景にして言うに事欠いてこう言い放ちました。
「この機に乗じるように日本の一部の政治家が、核兵器をアメリカとシェアするというような馬鹿げた論外の話ですけど、戦争で核兵器を実際に使われた唯一の国である日本というのはですね、断固としてあらゆる核兵器を使っちゃいけないんだと言うことを訴えるときは今だと思います。」(文字起こし 出遅れおじさん)
(問題の発言は動画の18分以降)
金平さん! 相変わらずお花畑満開ですね!
「やめろ!」
と言われて、止めてくれるモンなら後ろを泣きながら行列する人など出ないのではないですか?
市街地への無差別攻撃、民間人への攻撃、原子力発電所への攻撃、何れも国際法で明確に禁止されており、安保理を初め様々な国際団体、国家、個人から「止めろ!」と言われているのに止めないヤツがいるからこうなっていると言うことが全く理解出来ていないのでしょうか。
それとも、我が国が防衛力を強化すると「あの国」のプレゼンスに不利益が生じるからそう言う言い方になっているのではないか、と穿った見方をせざるを得ません。
我が国は未来永劫丸腰で「平和」を唱え続けなければならないのでしょうか。
もう一件、先週のテレ朝の「ワイドスクランブル」にコメンテータとして出演されていた若新雄純氏の番組最後のコメント(放送日失念しました)は驚愕でした。
「(ウクライナの一連の報道を受けて)核の力による抑止力というのが、如何に無力であるかを知らされました。」(文言の正確性は保証の限りではありません)
「ンッ?」
普段からテレビ番組の多くを録画再生しておりますので、思わず巻き戻し(?)てもういちど再生しました。
若新さん! ウクライナは何処の国とも同盟関係を結んでいないからロシアに攻め込まれていると言うご認識は無いのでしょうか。
(おまけに旧ソ連時代の核をすべて放棄しています)
バルト3国は旧ソ連から独立した国家ですが、すでにNATOに加盟しましたし、スウェーデンやフィンランド等これまで中立的立場を保っていた北欧の国々までもが次々とNATO加盟を検討開始していることは全く無視していらっしゃるのでしょうか。
何れの国々もNATO(主として米国)の集団的自衛権と核の抑止力を期待してNATO加盟を急いでいるのでは無いでしょうか。
凶暴な隣国に蹂躙されているウクライナを見ていても何ら我が国の国防に活かそうと考えることを何故避けようとするのでしょうか。
亡くなった中川昭一氏は、我が国の核に関する国防意識について「非核五原則」と嘆きました。
「作らず、持たず、持ち込ませず」の三原則に加えて「発言させず、考えさせず」
と言う状況にあるということでした。
我が国をどう守るかについて考える、絶好の機会であると思います。
万一、ウクライナがロシアの支配下になるとこれを既成事実として、次は台湾、場合によっては我が国となりかねません。
ウクライナに栄光あれ!
有り難うございました。