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出遅れおじさんです。
録り溜めした「モーサテ」をすべて見終わったわけではありませんが、まるで現世に舞い戻った浦島太郎が「玉手箱」を明けたかのように意気消沈してしまいました。
ブルーンバーグによると、21日の衆議院予算委員会で岸田ソーリは企業収益の分配のあり方について、
「株主還元という形で成長の果実等が流出していると言うことについてはしっかり受け止め、この現状について考えていく事は重要」
と述べたとのことです。
「ナ ッ 、 ナ ン ダ ッ テ ー !」
「株主還元」を「成長の果実の流出」と捕らえるのは資本主義経済を無視するものです。
企業はノーコストで資本市場から資金を調達できているわけではありません。
株主はノーリスクで資金を投じているわけではありません。
配当利回り2%の株式があったとしましょう。
PER=20倍、配当性向40%というのは東証上場企業の平均的な値だと思います。
株主は、タダで2%の「成長の果実の流出」を受け取っているわけでは無いのです。
その配当の50倍もの資金をリスクを取って投じた代償として、受け取る事が出来ているのです。
成長の果実を抱え込んだ先にあるのは、資金調達の行き詰まり以外の何者でもありません。
岸田ソーリ! 気は確かですか!
まさか変な人に洗脳でもされているのでは無いですか?
(昨日も触れたような気はしますが)
この記事の後半で唯一の救いは、18日の金融審議会作業部会で四半期開示の議論が始まったとのことですが、「短期主義を助長していない」との趣旨の発言が相次ぎ、廃止に賛成する委員は皆無であったと言うことです。
このニュース、さらに恐ろしいことに国内の大手マスコミは殆ど報じていません。
マスコミの皆さんにとっては、「サラッと聞き流せる」レベルの話題なのでしょうか。あるいは「当たり前の事を言っただけ!」と受け止めて要るのでしょうか。
「幸いにして(?)」岸田ソーリの支持率は下落に転じました。
しかし、コロナウイルスの陽性者数は東京では2月第1週、全国では第2週でピークアウトし、今後は急激に減少していくものと想定されています。
安倍、菅時代は明確に内閣支持率とコロナの陽性者数は逆相関の関係にありました。
よもや、参院選に向かって支持率が持ち返すなどと言う、予想もしたくない事態になるのではと恐れています。
現政権とマスコミ、双方を焚きつけて我が国の経済を貶めようとする「謎の勢力」でもいるのでは無いかと思わざるを得ません。
有り難うございました。