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出遅れおじさんです。
Jフロントリテイリング(3086 以下JFR)より配当を頂きました。
ナンの根拠か全く理解しがたい「人流抑制」と「営業規制」によって、百貨店業界は苦境のさなかにあります。
10月中旬に発表された中間決算では、通期見通しこそ△10億円の黒字を見込んでいますが、2/四期純利益は▼20億円の赤字決算でした。
赤字なので対前年同期との増減率は表示されておりませんが、前年の2/四期が▼163億円、通期が▼261億円の赤字であったことを思うと相当の改善と言って良さそうです。
けなげにも(?)この収益状況で、前年は減配ではありましたが、配当を維持。今期は増配を予定しております。
百貨店株は10%引きの優待狙いで保有しているので、配当状況について云々すべきものでも無いと思いますが、直近の配当状況と今期の見通しは以下の通りです。
2020年2月期 36円(18+18)
2021年2月期 27円( 9+18)
2022年2月期 29円(14+15) 予定
ちなみに、高島屋(8233)、JFRは2月決算で、本日3月決算の三越伊勢丹HD(3099)の2/四期決算が発表されましたので、保有している百貨店3銘柄の中間決算が出そろいました。
【2/四期売上高 比較】
売上高 前年同期比 通期見通し
進捗率
三越伊勢丹 3,989億円 18.9%増 41.3%(旧基準)
高島屋 3,471億円 16.8%増 42.7%
JFR 4,021億円 25.4%増 40.0%
各社とも、4月以降長引いた「緊急事態宣言」の影響は著しく、前年度決算時点での今期通期見通しに対しての進捗率は厳しく、今回の中間決算で各社とも売上高は下方修正されました。
【通期売上高予想修正 比較】
前期決算時 2/四期決算時
三越伊勢丹 9,650億円 9,450億円(旧基準)
高島屋 8,120億円 7,640億円
JFR 10,050億円 9,220億円
決して、「◯◯の情け」等と大それた事を言うつもりは有りませんが、下方修正の比率は敢えて比較することは控えます。
ただ、最終利益の通期見通しには各社の差が明快に出ているような気がします。
【通期純利益予想修正 比較】
前期決算時 2/四期決算時
三越伊勢丹 10億円 30億円
高島屋 100億円 23億円
JFR 40億円 10億円
前期決算時の予想が保守的であるか否かの差はあるかも知れませんが、何れも二桁億円の前半に留まっています。
よくぞ黒字に立て直して・・・と言う気もしますが、2019年以前には各社とも 四 三桁億円の純利益を上げていたことを思えば隔世の感はあります。
(お詫び:一桁数字を読み間違えました)
コロナで痛んだ経済をどう立て直すのか、政治の力量が問われています。
丁度この記事を書いている今、岸田総理の第二次組閣後の会見が行われていますが、テレビの前から逃れてきました。
18歳以下の子どもを持つ家庭(所得制限あり)への10万円相当の支給意外に何も目玉が無いので、見続ける気力がありません。(最初から判っていたことですが・・・)
有り難うございました。