出遅れリタイア日記

年金生活への移行 資産運用等

10月第4週の資産運用報告・・・ジリ貧傾向に歯止めは効くか

当ブログをご訪問頂きまして大変有り難うございます。

出遅れおじさんです。

 

 常々このブログで申し上げておりますとおり、基本的な私の投資スタンスは、

・長期保有

・配当重視

 ですので、基本的には株価の上げ下げは本来余り気にしないようにはしており、日々の証券口座残高の集計値の推移は一喜一憂しないつもりでは有りますが、しっかりチェックはしています。

 

 10月第4週末の資産状況のご報告です。

 

 第4週のトピックスは、「スタグフレーション懸念」がにわかに注目され始めて来たことでしょう。

 家内と食事中に見ているクイズ番組でも「スタグフレーション」という用語が出題されていましたので旬な話題なのかも知れません。

 供給、人手不足による物価高騰はあれど、経済活動の正常化の実感は持てないようですので、暫く注意が必要でしょう。

 中国の大手不動産会社恒大集団がドル建て債権の利払いを実施するとの報道を受け、安心感が広がった事もあり、取引が再開された香港市場では恒大株が高騰(もう熱さを忘れたのでしょうか)、ダウ30平均は約2ヶ月ぶりに終値最高値を更新しました。

 

 国内のマーケットについては当ブログでははっきりと「キッシーショック」と呼んでいますが、引き続き岸田文雄総理の経済政策に対する失望感は強いようで、やはり今週は29,000円台を挟んだ攻防に収支しました。

 月末が総選挙の投票日ですので、マーケットも身動きが取れずこのまま膠着除してしまうと思われます。

 何時もながらのコメントで恐縮ですが、「ナンの根拠かよくわからないものの」発出されていた緊急事態宣言等は漸く9月末で全面解除になりましたが、「さらに因果関係はよくわからないものの」飲食店へは漸く時短要請は解除されようとしていますが、影響を受けた小売業や飲食業、交通・宿泊業等業界への強力な支援を求めます。

 

 10月第4週末までの主だった指標と、いつもながら並べて表記するのも烏滸がましいのですが私の株式資産(日米株式、REIT等含む)の9月末との対比は以下の通りです。

 

     9月末  1週末 2週末 3週末 4週末

日経平均  29,452 28,771 28,049 29,068 28,804(円)

ダウ平均  33,843 34,326 34,746 35,294 35,677($)

NASDAQ  14,448 14,568 14,579 14,897 15,090

REIT指数 2071.70  2017.67  2033.50  2094.92  2067.91

 

株式資産 Base ▼ 32.4 ▼ 18.4 △ 79.9  △41.2(万円)

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折線:指標推移(対前月 % 左目盛り)、棒グラフ:資産(対前月 万円 右目盛り)



 私 出遅れおじさんの10月に入ってからの株式資産は、第4週に至って各指標の増減に併せて変動、合計では対前週末40万円弱のさげとなりました。

 

 対前月末の差異の内訳は、大まかに言うと米国株資産がほぼ△77万円の◯、日本株REIT資産が▼36万円の✕と言う状況です。

 9月末に比べドル円相場は111円台前半から一旦114円前半まで上げましたが、113円台前半に戻しましたので、米国株式資産は純粋に為替差で△28万円強、ドル建てで△49万円の増という感じでしょうか。

 

 私の株式資産(日米株式、REIT等含む)の月次騰落(対前月末)分布に10月第4週末までを当てはめると、プラス側最初のゾーンまで戻しました。

 

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月次騰落(対前月 万円) 2018.1~ N=45


 ワクチン効果(と私は信じていますが)によりさらに上昇の風に乗れるのか、コロナショックからの一日も早い回復を切望するところですが、新政権の財政政策には今ひとつ期待が持てないのが悲しいところです。

 

 10月もあと1週となりましたが、このままプラス圏を保てるかは微妙な所です。

 ナンデこんな事を気にしているのかと言えば、10月が9月に対してプラスだと昨年の11月以来、月次の騰落で12連勝となるからです。

 

 ただ、月次の騰落に関するアノマリーについての過去の記事、

deokureojisan.hatenablog.com

deokureojisan.hatenablog.com

 に有りましたように、10月は20年平均で9月よりややマイナス、2008年10月のリーマン暴落(▼20.3%、20年間で月次では最大の下げ)を除外して、トントンと言うレベルです。

 私自身の過去5年のデータでも10月は3勝2敗ですが、平均値では16万円の✕という微妙な月です。

 

 相場の上げ下げを気にしないと言っても上がれば嬉しいし、下がれば悲しい、ただ上がり過ぎれば落ち着かないというわがままばかりを言っておりますが、いずれにしても、上がった、下がったと騒いでみても、この◯☓は「含み益」「含み損」である事には変わり有りません。

 

有り難うございました。