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出遅れおじさんです。
いよいよ自由民主党総裁選挙も水曜日に迫ったので「全集中」と思っていたら、株主として聞き捨てならないニュースを本日(28日)目にしてしまいました。
ヒューリック(3003)が公募増資、並びに第三者割当増資を実施するというニュースリリースが有りました。
同社からリリースされた内容を要約してご紹介すると、
1.増資株数
・現発行済み株式 643,907,735株(8月31日現在)
・公募増資株数 84,805,000株
・第三者割当増資数 9,195,000株
・第三者割当増資後 767,907,735株
2.売出し価格等
・10月11日~15日の間に決定
・払い込み期日:価格決定の5営業日後
3.調達資金の使途等(約1158億円)
・621億円 2024年12月までに開発、建替え事業に投資
・14億円 2023年12月までに再生可能エネルギー施設に投資
・残額 2022年3月までに上記投資資金調達のための短期社債・借入金の償還
結果としての増資による株式の増加率(=希薄化率)は約14%となります。
普通に考えて、発行済み株式数が増えるのは一株あたりの企業価値が文字通り希薄化する事になりますので、株価はその分下落することになります。
株主としては「何チュウ事をシテクレル!」といいたくなります。
ただ、ヒューリックは過去にも何度か増資をしながら事業拡大をしてきた経緯があり、前回は2015年の増資を行っています。
不動産開発という業態なら企業の成長の一プロセスとして致し方ない、というか覚悟はしていなければならない事柄だという気はしています。
前回の増資(2015年4月初旬公表、下旬受け渡し)後の株価を見るとやはり15%~20%近く下落していますので、今日の発表は大引け後でしたので、明日以降株価はそれなりに下落すると思います。
この会社の株式を購入したのは、そこそこの配当利回り(2.8%)と魅力的な株主優待のカタログギフトで、株価の上昇によるインカムゲイン狙いではありませんので業績が安定して優待と増配が継続してくれれば良いと考えていますので、多少の株価の下落は気にする必要は無いと考えています。
(過去の記事
をご参照下さい)
逆にREIT並の配当利回り(私は4%程度以上を期待)で有れば、株価の下落に乗じて買い増す絶好のチャンスと思いますが、微妙なラインです。
併せて、私と家内名義で優待カタログの頂ける3単元ずつを保有していますが、買い増しして6単元になってもギフトが2倍になる事はないようですので、買い増すモチベーションアップにも繋がりません。
結局気長に見守るしか無い、という結論に至りました。
有り難うございました。