出遅れリタイア日記

年金生活への移行 資産運用等

夢真ビーネックス(2154)より配当を頂きました・・・シナジー効果は期待できるか?

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出遅れおじさんです。

 

 夢真ビーネックスグループ(2154)より配当を頂きました。

 

 過去の記事

deokureojisan.hatenablog.com

 でもご紹介しましたが、2021年4月1日付けで技術系の派遣会社であるビーネックスグループ(2154)と夢真ホールディングスが経営統合しビーネックスグループを存続会社としたものです。

 

 IT等の機電系が得意のビーネックスと建設現場系が得意の夢真の合併については、お互いに補完できることから上記の記事でも私は評価しました。

 上場の技術者派遣会社では売上げ規模で、テクノプロHD(6028)、UTグループ(2146)、メイテック(9744)に続く業界4位の出現に同業者も戦々恐々としているのでは無いでしょうか。

 合併の直前には株価は暴騰し、「よもや」と私もあらぬ期待をしてしまいましたが、「杞憂」に終わったようでやはりコロナ前の水準に落ち着いてしまいました。

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Yahoo Finance殿より借用



 ビーネックスが6月決算(夢真は9月決算)でしたので、今回が統合後の初めての決算及び株主総会となりました。

 

 決算の状況は以下の通りでした。

 

売上高  対前年比較 △16.3%

経常利益   〃   △ 3.4%

純利益    〃   △95.5%(!!)

 

 勿論合併後の決算ですので色々註釈が必要で、今回の決算は通期の旧ビーネックスの業績と4月~6月の旧夢真の業績の合算として計上されています。

 

 売上高は、元々夢真がビーネックスに対し、60%~70%規模の会社でしたので、その1/4が単純に加算されたものと理解すれば、対前年「トントン」という評価になると思います。

 経常利益は合併に伴う「のれん」償却等あって合併による増は帳消しとなったようです。

 

 純利は倍増と「頑張っている」ように見えますが、前期がコロナ対応等により対前年大幅減でしたので「元に戻った」という評価です。 

 

 決算時期がずれた会社同士が合併するとこうならざるを得ないのでしょうが、旧夢真の株主としては、過ぎてしまった3月までの夢真の業績は「すでに亡き者」にされているような切なさすら感じます。

 

直近の配当と今後の見通しは以下の通りです。

2019年6月期 35円(15+20) 分割換算

2020年6月期 40円(15+25)

2021年6月期 44円(17+25+2) 今期 2円は合併記念配当

2022年6月期 45円(17+28円) 見込み

 

 配当利回りは3.2%です。

 

 ビーネックス自体来期で10期連続増配を達成見込みですし、グループ中期計画「BY25」で大幅な業容拡大とその後3年の増配を見込んでいますので、気長に応援したいと思います

 

有り難うございました。