出遅れリタイア日記

年金生活への移行 資産運用等

ビザ(V)から配当を頂きました・・・決算は好調だが、ライバル出現で株価は低迷中

当ブログをご訪問頂きまして大変有り難うございます。

出遅れおじさんです。

 

 ビザ(V)から配当金を頂きました。

 直近の配当実績は以下の通りです。

 

~2017年6月期 0.660$(0.165*4)

~2018年6月期 0.825$(0.195+0.21*3)

~2019年6月期 1.000$(0.25$*4)

~2020年6月期 1.200$(0.3*4)

~2021年6月期 1.280$(0.32$*4)

 

 以前の記事

deokureojisan.hatenablog.com

 でもご紹介しましたが、ビザカード自体は古くからありましたが、世界各国の組織を統合して2007年に設立、2008年にNYSEに上場したばかりの会社で、上場以来ずっと増配を続けています。

 今回頂いた配当は2021年4~6月の配当ですので、次回7~9月期の配当(12月予定)からは増配して頂けるものと「欲深い投資家」は期待しております。

 

 今回の4~6月期の決算についても

売上高  対前年同期比 +26.6%

純利益    〃    +40.6%

 と絶好調で、アナリスト予想をそれぞれ4.6%、11.1%上まわっています。

 

 7月下旬くらいの記事に書きましたが、この時期公表された米国のクレジット各社(ビザ、マスター<MA>、アメックス<AXP>)の決算が好調なので、「消費の回復も堅調!」と米国市場が大きく賑わった事もありました。

 

 で、当のクレジット各社の株価は・・・というと、非常に残念な状況です。

 

 クレジット3社とも、7月下旬の決算発表直後からダラダラ下がりに9月第1周末までにほぼ10%も下げてしまいました。

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Yahoo Finance殿より借用



 ビザ並びにマスターカードはなかなかのチャート美人です。

 アメックスは多少の上げ下げはあり、上記の記事で「欠点の無い美人よりも谷間の大きいのも魅力的・・・」等と書きましたが、ビザのチャートにも些少ですがリーマンショックやコロナショックに並ぶ新たな括れが出来そうです。

 

 どうして決算好調のクレジット会社の株価が大きく下落に至ったかについては、新たなBNPL(Buy Now. Pay Later:後払い決済システム)市場における「ライバル出現」を原因と揚げる声が多いようです。

 

 巷間、1月に上場を果たしたばかりのアファーム(AFRM)が最大の驚異と言われているようです。

 同社を起業したマックス・レブチン氏はウクライナ生まれのユダヤ系移民で、チェルノブイリ放射能影響を察した物理学者の母につれられてクリミア経由アメリカに移住したそうで、数学の天才と言われ、2002年にPayPalを共同で設立します。(フォーブスの記事の受け売りです)

 このPayPalの設立に関わったメンバーは「PayPalマフィア」と呼ばれており、テスラの創業者イーロン・マスクもこのメンバーとのことです。

 

「エッ? イーロン・マスクが呼び捨てにされているワケは?」

過去の記事

deokureojisan.hatenablog.com

をご参照下さい。

 

 アファームが提供する決済サービスは、「POSファイナンス」とよばれ、購入時点で与信判断され分割払いや後払いで支払をする事になります。

 アファームが提供する後払い決済は一切の金利や分割払い手数料を取らないと言うことが特徴のようで、店舗からの手数料が収入源のようです。(与信可否はAI判定とのこと)

 

 米国ではクレジットカード会社は逆に店舗の手数料は低く、延滞金やリボ払い利息が収入の中心で、奨学金ローンを多く抱えたミレニアル世代がクレジット会社のビジネスモデルを嫌悪している事から、アファームは有望とみられているようです。

 

「って、クレジット会社ってドンダケボロイ商売しトンネン!」

 と改めて思った次第です。

 その会社の株主である私もさらに貪欲ですが・・・

 

有り難うございました。