出遅れリタイア日記

年金生活への移行 資産運用等

ブリヂストン(5108)より配当金・・・お荷物整理(?)でコロナ前レベルを上まわる増配

当ブログをご訪問頂きまして大変有り難うございます。

出遅れおじさんです。

 

 ブリヂストン(5108)より配当金を頂きました。

 

 同社は12月決算ですので、今回頂いたのは2021年12月期の中間配当です。

 今月10日には同社の中間決算報告が公表されていました。

 

売上げ  対前年同期 24.2%増

営業利益   〃   369.3%増(4.7倍!)

 

 前年の決算の段階でも公表されていましたが、米国のファイアストン系列の住宅備品メーカー ファイアストンビルディングプロダクツ(FSBP)社をスイスのラファージュフォルシム社に売却する事としており、2021年3月31日に売却が完了したとのことです。

 従って、決算短信等の表記が継続事業(売却事業を除いたもの)と非継続事業を含むものとに分離されて表記されています。

 

 本来純利で比較したいのですが、純利は対前年同期からの増減率が表記されていません。

 さらに、営業利益にしても本来対前年同期で4倍だ5倍だと表記されても、実は前年度はコロナ影響で前々年から大きく利益が減少しており、前々年度から見たらせいぜいウン10%増し、等とコメントしたいのですが、実はFSBP社を除いた前々年度決算の値が判らないので評価のしようが無いという状況です。

 

 FSBP社の売却の目的は本来注力したいタイヤ事業とのシナジー効果が見込みにくい・・・即ちタイヤ以外は切り捨てたいということのようですが、米国事業の礎とすべく買収したハズのファイアストンって、本体のタイヤ事業ですら嵐のようなクレーム騒ぎやらナンやら色々あったのに、住宅備品事業まで付帯していたのか、と外野席からですがため息が出てしまいます。 

 

 ただ、FSBP社の売却は「吉」とでたようで、今回2021年12月期の業績予想の純利益が、2,610億円(FSBP社売却益2,000億円含む)から、3,250億円へと大幅に増修正されました。

 

 これを受けて配当も見直され、コロナ以前を上まわるほどに増配が公表されていました。

 

 同社の直近の配当実績と今回の増配状況は以下の通りです

2018年12月期 160円(80+80)

2019年12月期 160円(80+80)

2020年12月期 110円(50+60)

2021年12月期 130円(60+70)・・当初見通し

2021年12月期 170円(85+85)・・今回見直し(赤字は見込み)

 

 その割には株価は小動きで、やっと5,000円台を回復したところです。

 

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Yahoo Finance殿より借用

 1/四期決算発表ですでに盛り上がりすぎた期待が7月に萎んだ分を漸くリカバーしたところです。

 

 二日続けて同じコメントで恐縮ですが、

「投資家とはナンと欲深い人種か?」

 言うまでも有りませんが、皆様のことでは有りません。 

 

有り難うございました。