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出遅れおじさんです。
リベレステ(8887)より配当を頂きました。
【お詫び】
冒頭からお詫びと訂正で恐縮ですが、同社をご紹介した前回記事
を読み返して見たところ、同社は従業員数40人弱の少数精鋭の会社で・・・一人あたり計経常益20億円と記載しておりましたが、数字が二桁間違っておりました。
一人あたり経常利益は2,000万円が正しい数字です。
一人あたり20億円も利益を上げるなんて、ヤバい粉末でも商っていなければ・・・
重ね重ねお詫び申し上げます。
お詫びの印に・・と言うわけでもありませんが、不動産業界ニュースサイト「リビンマガジンBiz」というサイトに2020年度不動産業界の従業員一人あたり経常利益ランキングという特集記事が有りましたので概要を・・・
上場115社の上位を見ると
1位 ランド 164百万円
2位 京阪神ビル 115百万円
ランド(8918)は不動産開発の他ソーラー等発電等投資を行っている会社です。従業員は9人(!!)。でも株価11円って・・・
最低でも10%株価が上下するので、良い(良くない?)子の遊び場になっているようです。
トップでこの水準ですので・・・20億円が如何に非常識か反省しております。
京阪神ビルディング(8818 全年1位)は場外馬券売り場等の安定家賃収入で注目。
ずっと下がってやっと知っている会社 (半径1メートルの価値観です) が・・・
8位 サムティ 54百万円(リートの方を所有)
13位 ヒューリック45百万円(株主優待ステキです)
24位 三菱地所 22百万円(家内が株主です)
漸く29位に
29位 リベレステ 18百万円
リベレステは全115社の中ではかなりの上位ですが、必ずしも最トップというわけでは無いということが良く判りました。
全業界から見たらどうかと言うことに関しては、ザイマニという財務分析専門のサイトに年度別の業種別の一人あたり経常利益の平均が載っていましたので、上記と数字を合わせるため2020年度の全平均と上位業種を簡単にご紹介すると以下の通りです。
全業種平均 2.9百万円
1位 鉱業 22.5百万円
2位 不動産 15.9百万円
3位 電・ガ 7.4百万円
4位 建設業 4.2百万円
5位 化学 3.4百万円
トップ2の鉱業と不動産はここ数年間不動の地位と言っても支障ないでしょう。一人あたり経常利益が10百万円を超えているのもこの2業種だけです。
尚、鉱業というのは実は6社しか無く、内3社は「○✕ホールディングス」という持ち株会社ですので、従業員一人あたりの指標を比較してもしょうが無い所ではあります。
と言うことを加味すると不動産業の人件費に対する収益性の高さは際立っていると言うことが言えます。
本題に戻って、以前の記事でもご紹介しましたが、不動産開発業なら致し方ない所があるのですが、開発物件が完成した時点でドカッと利益が立つので、他の企業のように、中間期の決算資料を見ながら、売上げや利益が1/四期なら25%、2/四期なら50%で「合格」とは言えないところがもどかしいところです。
今期の業績については、マンション事業等比較的好調のようですが、増収(+35.1%)、減益(✕3.4%経常、純利益)となりました。
同社からは個別物件についてのアナウンスはありませんが「棚卸し資産」の評価損の計上を行ったようです。
結果として今期は40円(20+20円)と前期の45円(25+20円)から減配となり、ギリギリタコ足配当は免れたようです。
来期は配当性向75.6%の見込みですが、これで増配を期待するのは多少酷な気がします。
「投資家とはナンと欲深い人種か?」
欲深いから投資をやって・・・決して皆様のことではありません。
有り難うございました。