出遅れリタイア日記

年金生活への移行 資産運用等

【五輪あれこれ】文大統領、開会式には来ないんだって・・・

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出遅れおじさんです。

 

 韓国ニュースウォッチャー以外では話題にも上がっていませんでしたが、結局、韓国大統領府は文在寅大統領の東京オリンピック開会式に併せての訪日を中止したと発表しました。

 

 今朝(7月20日)の テレ朝グッドモーニングの7時台のニュースのトップ項目にこの話題が上がっていました。

 言うまでもなく、私としてはニュースの中身自体より、このニュースをテレ朝がどう伝えるかの方に興味がありました。

 

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テレ朝殿サイトより勝手に借用

 想定したとおり、「韓国側」の視点のみでの報道に終始しました。

 ニュースの中でコメントを引用されたのは、コリアレポート編集長の辺真一氏、共同通信編集委員の磐村和哉氏のお二方で一応日韓のバランスは取ったつもりだったのでしょうが、見事に的を外したコメントのみでした。

 

 テレ朝的には、オリンピックバッシングのついでに、外国要人の出席見合わせでさらにケチがついた、というトーンで纏めたかったのでしょう (としか思えません) 。

 

 現在日韓の間で懸案となっているのは

(1)戦時徴用問題

(2)慰安婦問題

(3)半導体材料等輸出管理問題(国内でもこれを輸出規制と報じるメディアがありますが全く間違いです)

 の、3つです。

 

 (1)と(2)は韓国自身が国際条約に違反して大騒ぎしているのに過ぎないので、日本と会談して解決を求められても困るのですが、韓国の言い分は(1)と(2)の対抗措置として日本が(3)を持ち出したと主張したいようで、お二方のコメントもそれに準じた内容でした。

 

 (3)の特定物質の輸出管理の問題は、テレビのコメンテーターの方々でご理解頂いていると思われる方は大変少ないか、或いは理解していても言いたくないかのいずれかです。

 この問題を一番わかりやすく解説してくれるのは、明星大学教授の細川昌彦氏(元経済産業省貿易管理部長)です。逆にこの方以外でこの問題を適切にテレビで解説して下さる方は見当たりません。

 

 本日コメントを述べられていた辺真一氏や、大阪市立大学教授の朴一氏が以前別の番組で本件について語っておられましたが、本件の本質を全くご理解されていないようでした。

 

 この問題の一番のキモの部分は、特定物質の中でも韓国に輸出された「フッ化水素」の行方がわからくなった量が多かったと言うことなのです。

 「フッ化水素」は半導体の生産に不可欠な物質ですが、ウラン濃縮にも不可欠な物質で、厳密な数量管理が求められており、他の欧米諸国と韓国(所謂ホワイト国)に対して適用されていた優遇措置が韓国には適用されなくなったと言うことだけなのです。

(勿論、私自身が確証有る情報を得ているわけではないので小さな声で言いますが、某国に横流しされていたという噂です・・・小さな字で書けないので・・・)

 

 ただ、決して輸出が出来無くなったと言うことではなく、個別に輸出申請が必要となっただけです。台湾や中国、その他のアジア諸国と同じになっただけなのです。

 

中華思想」にドップリと浸かった韓国としては、自分よりも中国から遠く野蛮な日本から指図されたのを腹に据えかねたのだろうと勝手に推察しております。

 

 従って、本件は全く(1)や(2)と関係ないのですが、韓国や韓国に同調的な方々の間では、我が国がこれらの報復措置としていると言いたいようです。

 

 今回の文大統領訪日に関して、韓国としては何としても、特定物質に関わる貿易管理の撤回を首脳会談の成果として期待というか、成果を得られる会談をしたいと言うことだったようですので、時間を割いて貰えないとか駐韓大使館幹部の不適切発言があったとか、屁理屈はつけていますが、ハナから無理筋の話です。

 

 不適切発言の大使館幹部の方は、日々韓国との交渉で腹を据えかねているのは判らないでもありませんが、外交官が相手国の外交を非公式な場であるにせよ「自◯行為」なんて言っては身も蓋もありません。

 

有り難うございました。