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出遅れおじさんです。
イオン(8267)より配当、キャッシュバック引換証並びに株主総会招集通期を頂きました。
イオンの2021年2月期の業績は営業収益こそほぼ前期並み水準でしたが、営業利益・経常利益ともに30%の減少、最終利益は710億円の赤字でリーマンショック後の2009年2月期以来です。
今回のコロナ禍の泣き笑いの中で、小売業の中では「盛り場系(?)」のデパート等は全く不調、「地元密着系」の食品スーパー、ホームセンター等は好調とくっきり分かれました。
そう言う意味では食品スーパーが本業のイオンは好調であるはずなのですが、すでにイオンは不動産分野、金融分野の比率が上がりすぎていて、今回もイオンモール等の賃料の減額等の減収要因が大きかったようです。
小売業の中ではほぼ一人勝ち感の強かった同社の株価は、一時3,500円を伺うところまで来ていましたが、残念ながら3,000円を割るところまで下落してしましました。
配当についても、これまで増配を続けていましたが、今回は前々期、前期に続き据え置きとなり、来期も据え置きの見通しとなっています。
直近の配当実績と今後の見通しは以下の通りです。
2018年2月期 34円(17+17)
2019年2月期 36円(18+18)
2020年2月期 36円(18+18)
2021年2月期 36円(18+18) 今回
2022年2月期 36円(18+18) 見込み
今期は最終赤字なのでタコ足配当には違いありません。
株価3,000円で配当利回りは1.2%とイマイチ振るいませんが、同社株の株主対応のキモは、単元株保有者であれば半年ごとにイオングループの店舗での利用額の3%がキャッシュバックされると言うことに尽きます。
私も先週末、4,284円(半年間の利用額141,266円)をマックスバリューのサービスカウンターで受領してきました。
前回10月に5,639円頂いておりますので、年間で9,923円となり、これだけで配当利回りは3.3%に相当します。
私も子どもたちが独立し、老いて食が細くなった訳でも無いのですが利用額が随分減ってきておりますが、過去には年間20,000円を超えていた年もありました。
(当時の株価で利回り10%超!)
小売り系の株主優待はまさに生活環境に依存すると言わざるを得ません。
このイオン株の取得簿価は1,029円ですので、キャッシュバックのみで十分元は取れています。
同社株は私のお小遣い勘定で購入していますので、配当は私のお小遣い、キャッシュバックはANAの優待券の売却等と合わせて「お楽しみ貯蓄」と名付け、遊興費として使うべく家計の簿外資産となっていますが、こういう状況下では使い途の無いのが悲しいところです。
有り難うございました。