出遅れリタイア日記

年金生活への移行 資産運用等

豊島逸夫氏の「日経マネー」コラムに勇気づけられるも・・・その境地までの道程は険し

当ブログをご訪問頂きまして大変有り難うございます。

出遅れおじさんです。

 

 現在私が定期購読している雑誌は、ダイアモンド社の「ダイアモンド・ザイ」と、日経BP社の「日経マネー」の2誌です。

 

 まだまだ若造で管理職に成り立ての頃は見栄っ張りのためと言うわけでも無いのですが、日経ビジネスを定期購読していて、この時期が一番長かったと記憶しています。

 その後ちょっと上位職になったある時点から、関連業界ネタが豊富であったと言うのも理由の1つですが、「選択」にハマってしばらく購読しておりました。

 が、結局最後には自分個人の蓄財が一番大事と、上記の2誌に落ち着いています。

 

 両誌が届くや否や。スマホ片手にソファーに寝転がって読み耽っていると、その当時同居していた娘や息子から、

「その毎月の雑誌代を投資に回した方が運用成績上がるんじゃ・・・」

 などと揶揄される始末です。

 

 素直な感想を言わせていただければ、両誌とも後ろ半分の連載記事の方が面白いと感じているのでので、何時も後ろから読み始めています。

 ダイアモンド・ザイの「恋する株式相場」(ナント、バブル世代には懐かしいホイチョイプロ!)や、AKB48ガチ株バトルはともかく、日経マネーの後半の豊島逸夫氏、広木隆氏、滝田洋一氏、岡崎良介氏等の連載コラムは欠かさず愛読しています。

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日経マネー5月号


 

 中でも、今月号の豊島逸夫氏のコラム(特に後半)は勇気を与えられる、言われてみればそうなのだけど、と思わず頷きたくなる内容でした。

 豊島氏は、米国市場において、インフレ懸念・バブル崩壊の疑心暗鬼が渦巻き、プロのトレーダーもびびっている状況にあるなかでの投資行動について、ある程度のリスク耐性を有する投資家に対しては、一貫して

押し目は買い。買ったら忘れろ」

と説いているとのこと。

 勿論、ご本人自信も言うは易く行うは難しとは仰っていますが・・・

 

 長期保有を旨としている身ですので、「買ったら忘れろ」とは思いたいですが、その境地にはなかなか到達できません。

 

 重ねて、プロのトレーダー経験者として、相撲で言えば8勝7敗で御の字と思う割り切りが大事だと仰っています。

 希に「13勝2敗の伝説のトレーダー」とか、「勝率8割の男」もいるが概ね短命とのこと。

 

 そう言う言われ方をされるとものすごく気が楽になります。

 

 さらには、プロのトレーダーに対して個人投資家の最大のアドバンテージとして、「決算期が無い」と言うことを挙げています。

 

 確かに、月末までに利益を出せといわれると辛いでしょうし、そう言う心理状態で新興宗教にハマるトレーダーを少なからず見てきたと言われると思わずゾッとします。

 

 確かに、気長に構えることが出来るので、負け越さなければ良いと割り切れるところが個人投資家の最大の武器と思ってこれからもマイペースを貫きたいと思いますが、その境地に達するまでにはまだまだ修行が必要だと思いました。

 

有り難うございました。