出遅れリタイア日記

年金生活への移行 資産運用等

あおぞら銀行(8304)より配当金を頂きました・・・銀行株急騰の怪!

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出遅れおじさんです。

 

 あおぞら銀行(8304)より配当を頂きました。

 前回の記事 

deokureojisan.hatenablog.com

でもご紹介しましたように、同社は一時海外のファンドに「乗っ取られて」いたことも有り、国内では珍しい年4回配当の会社です。

 今回の配当金は当初アナウンス通り30円で年間は122円(30×3+32円)の予定で、前年の156円(39×4円)お2割減配です。

 

なぜ、敢えてまた同じ銘柄を取り上げたかというと、最近「銀行株」が活きを吹き返しているからです。

 

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Yahoo Finance 殿より引用

 同社の株価はコロナショックで急落(約3,000→2,000円)、その後他業種はジリジリと値を戻していましたが、同社株に限らず銀行株の多くは「我関せず」とばかりに鍋底状態を保っていました。メガ4行の中では三井住友FG(8316)だけがジリジリと上昇傾向ではありましたが。

 

 ところが2月に入ってから急速に各行の株価は上昇を始めました。

 

 多くの銀行株はアベノミクス以降の全体の相場上昇に合わせて急騰しましたが、一転して2015年から16年にかけて急速に下降に転じます。

 言うまでもありません、「マイナス金利」を含めた一段上の量的緩和政策へ舵を切ったからです。マイナス金利にはマスコミの解説も含めて誤解があるようなのですが、日銀に預けたすべての当座預金がマイナス金利になると言うことではありません。

 定められた有る一定の金額以上の預金に対してマイナス金利となると言うことで、一定の預金額まではキチンと利子は支払われます。

 資金を日銀に置いて遊ばせないでキチンと市中に回せと言うことなのですが、マスコミの皆さんは、スポンサーとなることが多い銀行業界を慮ってか、「銀行がいじめられて可哀そう」というトーンでマイナス金利に批判的な報道が多かったような気がしています。

 

 でも、本来の市中への資金供給をせず、温々と日銀に多額のお金を置いておけばおくほど、ノーリスクで銀行の収入が増えるっておかしくないですか?

 

 私は現役当時仕事柄銀行の融資担当部署の方とのお付き合いが多かったのですが、懇親会の席等で経済政策に話が及んでついポロリと「私はリフレ派」とカミングアウトすると露骨に嫌な顔をされたのを思い出しました。

 

 今回の株価の急騰ですが、ネットで見る限り「3月の日銀の政策決定会合を期待」と言うコメントが一番多いようです。

 来週15日の週の週末に開催されるようですが、よもやゼロ金利政策の出口戦略を期待しているのでしょうか。実質金利は確かに上昇気味ですが、およそ引き締めモードに移れるどころか、さらに拡大が求められる状況では無いかと思いますが。

 

 さらに訳のわからない動きをしているのが日銀株です。連日のストップ高を演じたかと思えば、急落。今日は値幅制限のほぼ半額の爆上げです。

 

「日銀の株価の急変」は政策変更の前兆と言う見方もあるようで、気の休まらない一週間となりそうです。

 

有り難うございました。