出遅れリタイア日記

年金生活への移行 資産運用等

なぜ「出遅れリタイア」となったのか・・・反省

当ブログをご訪問頂きまして大変有り難うございます。

出遅れおじさんです。

 

 何故、結局定年まで蓄財叶わず「出遅れリタイア」となったのか、私なりの反省をしてみました。

  決して収入が低かったとは思っていません。何と言っても支出が多かったと言わざるを得ません。その要因は以下の2つであったと反省しています。

 

(1)教育費

 コレを反省材料と言うには些か引っかかる所があります。

 私自身、田舎から東京の大学へ進学させてくれた両親のことを思うと、子どもたちにもそれなりの・・・と言う思いはありました。

 

 でも、子どもが3人もいるとやはり教育費は人生の三大出費のなかで最大のものであるというのが実感できます。

 

 ましてや、最近国公立大と私大の格差は昔ほどでは無いと言われていますが、私大へ進学すると、学費負担は半端なものではありません。

 それに加えて、自宅外通学、しかも女の子でセキュリティーもある程度考慮しなければとなった場合は、生活費を含めると学費の倍は覚悟が必要です。

 

我が家の場合は、

・3人とも私大(その上1人は理系で大学院まで・・)。

・3人とも自宅外。

・3人のうち2人は女子。

という三重苦、四重苦で、しかも上2人は3年間ダブっていましたので、私の心情をたとえれば近所の川に毎年メルセデスを流していたような・・・、家内の心情をたとえれば札束に羽が生えて飛んでいく・・とこぼし合っていました。

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どこから授業料を捻出するか・・・

 

(2)昭和の価値観

 実は、随分前から愛読しているプレシデント誌の家計診断の識者のコメントの中で未だに忘れられないのが、資産形成を妨げる要因としての「昭和の価値観」という比喩です。

曰く、

・家と車にお金を掛ける

・女房を働かせない

 

等々何れもグサッと心に突き刺さって立ち直れないほどの痛手でした。

 

 日常の生活は慎ましくしていたつもりでも、この価値観、生活信条がすべてをぶち壊していると言われれば反論の余地はありません。

 

 ハイ、仰るとおり、決して高収入であったと自惚れるわけではありませんが、自宅のローンを払いつつ、二人の子どもを大学に行かせていれば、よくぞ借金生活に陥らなかったと今頃になって安堵しています。

 

 幸い。2番目と3番目の子どもは大学がラップしていませんでしたし、2番目の子どもが大学を卒業するタイミングで関連会社に転籍することになり、退職金で住宅ローンを完済出来ましたので、そこから漸く老後資金の形成を始めることが出来ました。

 

 オイッ、アーリーリタイアどころか早期退職後に漸く資産形成を始めるって・・・

やはり「出遅れ」以外の何者でもありません。

 

有り難うございました。