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出遅れおじさんです。
バルカー(7995)より配当金を頂きました。
家内も「ナニ? この会社」と言うくらい知名度の低い会社である事は違いありません。
ただし、化学プラント等のエンジニアリング・工事に関わった経験をお持ちの方には馴染みのある名前では無いかと思います。私のポートフォリオでは希少な第二次産業銘柄です。
私自身初々しい(?)若手社員であったころ、配管のフランジ継ぎ手に使うパッキン・ガスケットの内、低圧配管用のシートパッキンを「バルカー」、中高圧配管用の内外輪が金属リングでシール材を渦巻き状に成型したパッキンを「ボルテックス」と呼び分けていたと記憶しています。
「バルカー」というのがパッキンを製造している会社の固有名詞であると知ったのは株式投資を始めてからです。もちろんバルカーは両方のパッキンを製造しています。
当時は「日本バルカー工業」と言う名前でしたが、2018年に「バルカー」と商号を変更しました。
バルカー(Valqua)の名前の由来は 「価値(Value)」と「品質(Quality)」を合わせた造語です。洒落た名前だと思いますが、設立は古く戦前も戦前1932年(昭和7年!)設立の伝統ある会社です。
バルカーは2013年3月期に対前年度減収減益を記録して以降、連続して増収増益、配当も増配を継続しました。
同社は単元株の100株化(2016年10月1日)に併せて、5株→1株の株式併合と単元株の見直しを実施しました。一単元50~80万円の株が15万円強で買えると言うことと、業績も上り調子であったことから同社の株価は上昇を続け一時は4,000円を伺うという所まで来ました。
過熱感が過ぎたのか、2018年半ばからむしろ株価は下落に転じています。
実はこの下落の理由が未だにわかりません。2019年3月期の決算も上方修正し、増配も公表していました。期待ほどでは無かったと言えばそれまでですが
確かに当時の株価3,700円とみても2019年3月期中間期決算における会社の期末想定EPS(1株あたり純利益)は238円でPER(株価収益率)は15倍強でしたが、これを割高とは言わないと思います。
ただし、市場の皆様の予想は正しく2019年3月期が利益のピークで、2020年3月期は配当こそ年間100円に増配しましたが、減収減益に転じ、2021年3月期も引き続き減収減益さらには年間90円への減配の見込みです。
この会社は、化学プラント分野のみならず電子部品製造装置分野等、他社の追従を許さない、バフェット氏の言う「偉大なビジネス」を確立できているのでしっかりと応援したいと思います。
有り難うございました。