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出遅れおじさんです。
百貨店株のキモは、以前も書かせていただきましたが、優待カードを提示すれば一部の例外を除いて10%引きで買い物できると言うことにつきます。
特に高島屋の優待は、以前は一単元1000株でアベノミクス以降所謂「百万円株」でしたのでおいそれとは手が出しづらい所はありましたが、利用金額無制限と言うところが太っ腹でした。
極端なことを言うと1,000万円超のリシャールミルなんて腕時計を買うと株の購入額なんかあっという間に元が取れます。(私如きには無縁の世界ですけど)
そんな中、世の中が一単元を100株に統一しようという流れに合わせて、2018年の9月より高島屋は2株を1株に併合、100株を一単元とする方針を決めました。
当時株価は1,000円くらいでしたので、従来基準では100万円でしか買えない株が20万円で買えることになるので、高島屋としても顧客・株主の裾野拡大という狙いがあったことは想像に難くありません。
ただ、従来からの株主(特にアベノミクス以降の新参株主)から見ると、
「ナンテコト、シテクレルンヤ!」
といいたい気持ちです。
時系列的なエビデンスが出てこないので朧気な記憶をたどると、同社は2月決算なので、正式なアナウンスは総会前の2018年4月9日でしたが、同年10月末を期限に単元株の100株化を求められていたので、高島屋も単元株が見直さざるを得ず、
→新単元株で新たな優待が導入されるのでは無いか
→無制限に拘らない株主(利用客)が殆どでは無いか
との思惑がフライングし、年初あたりから一気に株価の下落が始まりました。
結果としては、2株→1株の併合もありましたので旧株主の殆どは80%を放出したのではないかと思われます。
はい、この出遅れおじさんも改訂後の優待(10%引きは半年で30万円まで)で全く問題ないため株式の一部を売却しました。
最終的には併合後の500株のうち、400株を売却して30万円ほどの損失(併合後の株価簿価2248円→売却価格1482円)を計上せざるを得ませんでしたが、コロナの影響もあって、今日までさらに株価の下落は止まらず800円台まで下落していますので早めに損切り出来たと思っています。
株価推移からだけで見ると高島屋は「残念な銘柄」入りしそうですが、高島屋株は「残念な銘柄」と一言で片付けるには忍びないところがあります。
他の百貨店優待の支払は現金・百貨店商品券と系列クレジットに限られますが、高島屋はさすがに太っ腹で、上記に加えクレジット会社発行の商品券と高島屋友の会(12ヶ月積み立てると13ヶ月分のお買い物に使える)カードでの支払もOKなのです。
それに500株(購入金額約45万円)保有すれば相変わらず無制限に10%割り引きでお買い物出来ますので、上記のリシャールミルとは言わなくてもフランクミュラーやオーデュマピゲなんかお買い上げ頂くとすぐに株購入価格は回収できます。
経済活性化にご協力お願いしたいと思います、もちろん各自の自己責任で。
こういうのを本当の意味で「他人の褌で相撲を取る」と言うんですね。
有り難うございました。