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出遅れおじさんです。
Oneリート投資法人(3290)はみずほ信託銀行がメインスポンサーのオフィスリートで、ポートフォリオの95%強はオフィスビルで、ほぼ三分の二は首都圏に立地しています。
今回の分配金は投資口あたり7,994円、分配金利回りは6%弱です。
同法人の「売り」は、ミドルサイズのオフィスビル中心と言うことで、保有物件の一覧を見る限り、○ビルや□ヒルズや△ミッドタウン(特定の不動産屋さん丸わかりで申し訳ないです)等の人目を引く押しの強い巨大物件では無く、5,000平米級のビルが中心です。10,000平米を超えるビルは木場の東京パークサイドビル、大阪の肥後橋センター、福岡の大博多ビルくらいです。
5,000平米と単純にのべ床で言われてもイメージは湧きにくいですが、10階建てだとワンフロア500平米(約150坪、郊外で戸建て2~3軒分)で、そんなに大きなビルでは無いとお解り頂けると思います。
エッ、「三畳一間の小さな下宿」の100部屋分? 反って解りにくい例で申しわけありません。(通じる方は同年代以上です)
ミドルサイズのオフィスビルの最大のメリットはテナントにとっての使いやすさ・借りやすさでは無いでしょうか。
日本の企業の大企業は0.3%(中小企業庁統計)しかなく、そんな広いオフィスでなくてもと言う会社は数多ありますので、同法人の物件のオフィス稼働率は立ち上げ直後の一時期を除いてほぼ安定して98%以上をキープできています。
直近の分配金実績と当面の見込みは以下の通りです。
2019年2月期 6,999円
2019年8月期 7,062円
2020年2月期 7,889円
2020年8月期 7,994円
2021年2月期 7,420円(見込み)
2021年8月期 7,150円(見込み)
ホテルリート等と比べると安定しているように見えますが、今回のコロナ騒動でもお判りの通りリモートワークが定着すれば全体としてオフィスの需要も頭打ちとなる可能性は否定できません。
それを上まわる経済の活性化、成長を期待したいと思います。
有り難うございました。