出遅れリタイア日記

年金生活への移行 資産運用等

年末までの確定申告へ向けての準備(その2)

当ブログをご訪問頂きまして大変有り難うございます。

出遅れおじさんです。

 

 11月の始めに「年末までの確定申告へ向けての準備」

https://deokureojisan.hatenablog.com/entry/2020/11/01/165215 をご参照ください)

 と言う記事を上げて、そろそろ数多ある(!)含み損を抱えた銘柄の売却で「損出し」し、配当金で源泉徴収された所得税・住民税の奪還還付を受けると書かせていただきました。

 日経平均はバブル後最高値を記録し、不要な銘柄を処分するには良い環境であると思いましたが、「全然上がっていない!」ものもあったので愕然としました。(ハイ、すべて買った自分、今まで保持していた自分が悪いんです)

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そろそろ心づもりを


 

現段階で「損出し」できた銘柄は以下の通りです。

(1)売却した銘柄(あえて処分とは言いません)

 共立印刷      ▲139千円

 インヴィンシブル    ▲201千円

(2)売却後買い戻した銘柄(将来も保持したい銘柄)

 ANA       ▲ 77千円

 キヤノン      ▲ 57千円

 三井住友FG    ▲144千円

 

 合計して「損出し」額は618千円也。これで年初来の売買損益と年内受領見込みの配当、ドコモ株の売却益見込み等を合計してまだまだ14~16万円の「損出し」が必要ですのでもうひと頑張りです。(またHSBCのことを思い出してしまいました<涙>)

 

 ところで、ある銘柄を買い戻して損失を確定させようとする場合、気をつけなければいけないことがあります。

 それは、同一日に同じ銘柄を「売り」「買い」注文した場合、「買い注文」が先にあったものとして、損益等が計算されるというルールがあるからです。

 例えばある銘柄1単元で10万円含み損(例えば購入簿価30万円、市場価格20万円)が出ている場合、同じ日に売り買いすると10万円の損失が計上できて保有株の評価額は20万円となるものと思われがちです。

 しかし、実際の計算は「買い」が先にあったとして計算されますので、「買い」により平均取得価格が25万円の株2単元を一旦保有し、その片方を「売った」と見なされますので、損失5万円で残った株の評価額は25万円(含み損5万円)となります。

 従って、出来れば翌日以降に買い戻しした方がよろしいかと思いますが、朝寄りつきでその銘柄が高く売れたあと、午後下げていたりしたら買い戻したくなるんですよね。

 

 尚、現物取引の場合、同日中に売却後、買い戻した株をさらに売ることは「差金決済」といって明確に金融商品取引法で禁止されています。(同銘柄の保有株が別にある、購入余力がある等の例外はあります)

 今のネット取引ではエラーになってそもそも注文出来ないと思いますので、お縄になることも無いと思いますし、愛之助演じる黒崎のような金融庁の調査官に急所を握られることも無いかとは思います。

  

有り難うございました。