出遅れリタイア日記

年金生活への移行 資産運用等

ユナイテッドスーパーマーケットHDより配当を頂きました

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出遅れおじさんです。

 

 ユナイテッド・スーパーマーケットHD(3222 以下USMH)より配当金を頂きました。

 USMHはイオン(8267)傘下の関東地区を地盤としたスーパーマーケット3社、マックスバリュ関東、カスミ、マルエツ持ち株会社です。

 10月初めに公表された同社の2/四期までの決算の概要は以下の通りです。

 

売上高 対前年同期 ▼ 3.6%

経常利益  〃   ▼52.9%

純利益   〃   ▼58.2%

年間純利益見通し  ▼49.1%

 

 と言うことで、絵に描いたような(?)減収減益(利益半減以下!)です。

 ただ、前期2021年2月期がコロナによる巣ごもり消費の恩恵によって、対全前々期2020年2月期の純利益の5倍以上というやや「バブ」っていた決算の反動でしょう。

 

 ただ、今期の決算発表を受けて株価は低迷気味ですが、それでもコロナ前の株価水準は上まわっています。

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Yahoo Finance殿より借用



 直近の配当実績と今年度の見通しは以下の通りです。

 

2019年2月期 16円(8+8)

2020年2月期 16円(8+8)

2021年2月期 18円(8+10) 2円:記念配当

2022年2月期 16円(8+8) 期末配当は見込み

 

 配当利回りは1.5%ですので、

「ナーンダ。 配当 命! なんて言う割には!」

 とお思いの方もいらっしゃるでしょうが、USMHの株式のキモは、株主優待として上記3社で使える3000円分の割引券が半期に一度頂けると言うことでしょう。

100円✕30枚のクーポンが頂けて、1000円以上の買い物で1枚使えます。

 

 上記3社が生活圏にあって日常的に利用しているなら、配当プラス優待利回りは7.2%まで急上昇します。

 

 マックスバリュを日常的に使っている我が家では家内名義と私名義で2単元保有していますので、年間12,000円の優待が受けられますが、きれいさっぱり使い切っています。

 

 基本的にはマックスバリュは全国展開で、各地方会社が同様の優待を提供していますし、相互にも使えますので、優劣比較は主婦の方がやっている株ブログにあれこれ比較情報がアップされています。

 

有り難うございました。

スターアジア不動産投資法人(3468)より分配金を頂きました

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 スターアジア不動産投資法人(3468 以下スターアジアR)より分配金を頂きました。

 

 同投資法人は首都圏並びに関東圏中心の総合型リートです。

 

 以前の記事でもご紹介しましたが、2020年8月1日付けでスターアジアRはさくら総合リートに敵対的買収を仕掛け、成功しました。

 従って今回 (2021年7月期) の決算は合併後2回目の決算です。

 

 リートの買収については、両法人のアセットタイプや地域分散がどう相乗効果を生むかが最大の関心事です。

 アセットタイプについてはさくら総合リートには全くホテルが無くオフィス、住居、商業施設(スターアジアは商業施設分野は手薄)中心であったと言うことでしたので、満遍なく分野が広がり、重複していたオフィス・住居の分野の資産ウエイトが増した感じです。

 ポートフォリオの地域特性については、スターアジアRもさくら総合リートも首都圏中心(どちらかというとさくら総合リートの方が都心型?)で、殆ど差はありませんでしたので、やや都心に重点が移動したという感じで、元々のスターアジアとしては効率よく体制が強化されたという成果はあったと思います。

 

 去る9月中旬に発表された決算の概況は以下の通りでした。

 

売上高  前期比 16.7%減

経常利益  〃  17.3%減

純利益   〃  79.6%減(!!!)

 

 と言う状況でした。売上高以下の10数%減は、アセットの10%強がホテル、10%程度が商業施設ですのである程度致し方ない所はあります。

 

 ただ、純利益の79.6%減(対前期比約1/5)には註釈が必要で、前期は約89億円もの「負ののれん」を利益として計上したことにより、大幅に利益が上積みされていたことによるものです。

 「負ののれん」とは、買収したさくら総合リートの資産より購入額が89億円安かった為に生じる利益で、同法人の3期分の分配額に相当する額として、コロナ等今後の予期せぬ減収による分配財源不足を補うために活用するとされています。

 

 直近の分配実績並びに今後の見通しは以下の通りです。

 

2020年7月期 1,718円(分割後)

2021年1月期 1,676円

2021年7月期 1,462円(今回)

2022年1月期 1,455円(見込み)

2022年7月期 1,476円(見込み)

 

 今期の分配金利回りは5.0%です。

 

 投資口価格は夏前にはコロナ前を越えていたのですが、最近のリート不調に併せて低調です。

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Yahoo Finance殿より借用



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【モーサテ日記】広木隆さん、よくぞ言ってくれました・・・以前も同じタイトルの記事が

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【おことわり】

 「モーサテ日記」は以前モーサテのキャスターをされていた佐々木明子さんの日経マネー誌の連載タイトルです。佐々木明子さんがWBSに移動されて連載タイトルが変わりましたので勝手にパクっています。

 

 今日(10月13日)のモーサテ「プロの眼」のコーナーはマネックス証券の広木隆氏でした。

 以前にも同じようなタイトルの記事を上げていましたが、広木氏の指摘はなかなか的確で頷かされる事が多いと感じています。

 (過去の記事

deokureojisan.hatenablog.com

 をご参照下さい)

 

 

 今日のプロの眼は「岸田政権の経済政策にもの申す」でした。

 成長のために「貯蓄から投資へ」推進を、がメインテーマでした。

 

 競争力強化のための先端技術への投資や、労働分配向上のための人材への投資は勿論なのですが、冒頭触れられていたのは、貯蓄マネーを投資に導くと言うものでした。

 

 番組でも取り上げられましたが、一時期話題になった、フランスの経済学者トマ・ピケティ氏の著書「21世紀の資本」で有名な式

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allabout殿サイトより借用しました

  【資本収益率return】>【経済成長率growth

 については、どちらかというと「貧富の差は拡大し続ける」「資本家、怪しからん」というネガティブな意味で引用されることが多いと思います。

 

 この本が画期的なのは、1971年ノーベル賞経済学賞を受賞したサムエル・クズネッツ氏の主張

「資本主義の初期段階では貧富の差は拡大するが、経済成長に伴って格差は縮小する」

 を、真っ向から否定したことにあります。(この指摘は高橋洋一氏の著書より引用)

 勿論、この式は何ら理論的な手法によって導き出されたものでは無く、膨大なデータ検証の結果得られた「実績」に他なりません。

 そしてかなりの確率で今後も起こりうると推察されているに過ぎません。

 

 当然これを是正するための手法の一つに、「税」による所得の再分配があることは言うまでも有りません。ピケティ氏も同書の中で最も有効な格差拡大解消の手法は累進課税だと訴えています。

 

 しかしこの式のもう一つの意味するところは余り大きく論じられることはありません。(と言うか殆どは私の私見ですが)

 

【資本収益率r】が伸びなければ【経済成長率g】も伸びない

 と言うことでは無いでしょうか。

 

 広木氏が番組内で紹介した、「新自由主義」の信奉者と言われる英国元首相サッチャー氏の言葉、

 「金持ちを貧しくしても、貧しい人は豊かになれない」

 は名言だと思います。

 

 ピケティ氏の「21世紀の資本」の後半に興味深い事例が紹介されています。

欧米主要国の20世紀に入ってからの所得税相続税最高税率の推移がグラフ化されています。

 この中で英米(所謂アングロサクソン社会)中心に1940年以降急速に税率が上昇し、大戦後は急減しています。

 勿論この税率上昇は「格差是正のため」なんかでは無く、戦費の調達が目的であった事は言うまでも有りません。

 しかし何故戦後になって英米最高税率を下げてきたか、単に資本家の発言力が大きかったと言うことだけでは無いと思います。

 全くの個人的感想にすぎませんが、社会階層による社会への発言力の差はアングロサクソン社会よりフランス等非アングロサクソン社会の方が大きいように感じます。

 

 アングロサクソンの合理主義的思考によって、経済活動の活性化には資本収益の向上が欠かせないと考えたからでは無いでしょうか。

 上記のサッチャー氏の発言はまさにこの考え方を代弁したものに他なりません。

 

 広木氏は岸田新政権に求める経済対策として、我が国のGDPを遙かに超え、国債の発行残高(借金にあらず!)にも比肩しうる巨額の国民の預貯金「死んだお金」を「投資(所謂r)」に向かわせるべきと主張しました。

 

 勿論、広木氏は証券会社の立場ですので、ポジショントーク的面があることは否定しませんが、傾聴に値する意見です。

 

有り難うございました。

落ちた来たナイフは床に・・・武田薬品購入と、PFFの分配金でQYLDを購入のご報告

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 昨日(10月11日月曜)の売買報告です。

 

武田薬品購入】

 10月6日付けのプレスリリースを受けての武田薬品の株価の下落は、チャートを見る限り下げ止まったように見えました。

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Yahoo Finance殿より借用

 月曜日(11日)の寄りつき前は上げ加減の気配でしたが、寄りつきで買いを入れ以下の通り約定しました。

 基本的には、「落ちてくるナイフは床に刺さった」と理解しています。

 

 以前のミミッチイ報告で紹介しましたが、資金余裕のある私名義の口座で購入しました。

 すでに2022年分の投資枠は使い果たしていますので、2023年分の投資枠からの支出(正しくは投信積立資金から前借り)です。

 自慢にもなりませんが、以前もご紹介した日経マネー誌の「塩漬け株」でも取り上げられていた武田薬品保有数は400株になりました。

 

武田薬品購入】

単価✕数量 3219.6円✕200株

手数料    -

支払額   643,920円

 

 

PFFより頂いた分配金でQYLDを追加購入】

 iシェアーズ優先株&インカム証券ETF(PFF)年々着実(?)に、分配額が減少してきましたが、ついに10月初旬支払の分配金は2月以来久しぶりに0.15$を割り込みました。

 

 直近3年間及び本年の分配実績は以下の通りです。

2018年2月~12月 1.904703$(月平均0.173155$)

2018年12月(2)    0.254547$

年間合計     2.159250$

 

2019年2月~12月 1.842713$(月平均0.167519$)

2019年12月(2)    0.154961$

年間合計       1.997674$

 

2020年2月~12月 1.784293$(月平均0.162208$)

2020年12月(2)   0.061450$

年間合計      1.845743$

 

2021年2月~9月 1.220612$(月平均0.152577$)

2021年10月   0.148645

 

 併せて9月中旬に、多分2020年分と思われる還付金を受領していましたので、例によりQYLDを追加購入しました。

(還付金は、1口あたりの年間源泉米国税0.18$の約27%相当です)

 

PFF受取分配金】(NISA)

単価✕数量   0.14865$✕220口

国税     3.27$

受取額    29.43$

 

PFF還付金】9月中旬受領

単価✕数量    0.0505$✕220口

受取額   11.11$

 

合計受取額 40.54$

 

【QYLD購入】

単価✕数量  22.17$✕2口

手数料    0.20$

支払額    44.54$

 

 今回の追加購入により、QYLDの保有数は475口になりました。

 購入以来の投資口価格と投資額(配当による追加購入除く)あたりの資産額の推移は以下の通りです。

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QYLD 投資口価格の推移と資産額の推移(2021.5.21を1.0とする)



有り難うございました。

岸田総理の軌道修正は評価! ただ、矢野財務事務次官は即刻更迭すべきです!

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 「キッシーショック」ネタで3日も引っ張るのは心苦しいのですが、岸田総理は漸く相場の下落の一因となっている金融資産課税の引き上げの先送りを表明しました。

「早々にブレた。」

 という批判もありますが、良い方向にブレるのは全く問題ないでしょう。何故今まで引っ込めなかったのか、逆に不思議です。

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Yahoo Finance殿より借用



 様々な金融・財政政策を考える上で、デフレギャップの大きい我が国においてはある程度の金融緩和に加え強力な財政支出が求められています。

 それを総裁選の政策としてあげるからには、「財源をどうする?」という問いかけへの回答案の一つとして、頭の体操的に準備していたのだと思います。

 高市早苗氏も同様でした。

 

 しかし、今、我が国政府に問われているのは、「失われた30年」から立ち直るための財政出動の財源を些末な税制改革(改悪?)でどう対処するか議論することでは無く、プライマリーバランス(税収と支出の基本的収支)の改善を先送りにしても「やる」という腹をくくる事が求められているのです。

 併せて、コロナ禍で痛んだ業界や困窮した人々を救済するためには尚更です。

 

 高市氏が訴えていたようにプライマリーバランスの改善は当面凍結とすべきです。

 

 キチンと成長すれば税収の伸びは自ずとついてきます。

 「国の借金が・・・」という声も聞こえますが、負債は資産と合わせて語られるべきで、金利の安定化のために日銀が買い入れている国債はすでに国の借金でも何でもありません。

 

 ところがそう言う中で早くも「官僚」の反乱が始まっています。

 

 10月8日発売の「文藝春秋」誌で、財務省の矢野康治事務次官が、衆院選自民党総裁選の経済対策論争について「バラマキ合戦」と批判しました。

www.yomiuri.co.jp

 恐るべき事に、鈴木俊一財務大臣は、「前任の麻生財務大臣の了解の元に書かれた個人の思い」であり、問題としないと会見で述べたそうです。

 

「官僚風情に政治家の論争に口出しさせるな!」

 と声を大にして言いたいです。

 

 もう13年も前の話ですが、2008年当時航空幕僚長であった田母神俊雄氏が「日本は侵略国家であったのか」という論文を発表したとき、「政府の見解と異なる」という理由で幕僚長から更迭されました。

 

 同様に、矢野財務事務次官も即刻更迭すべきです。

 

 早速、「我らが」(?)高市早苗政調会長が「大変失礼な言い方」と10日のNHKの番組で批判しました。

www.yomiuri.co.jp

 

「オイッ! 一人しか批判する人はいないのか!」

 

 と思っていたら、その後も岸田首相本人や元内閣官房参与の本田悦郎氏らも批判的なコメントが上げられました。

 そして本日(10月11日)のおはよう寺ちゃんで、郵便学者の内藤陽介氏が上記の田母神氏と絡めた全く同じ主旨の話をされていました。

 

 この声が大きく広がることを期待したいと思います。

 

有り難うございました。

「キッシーショック」も霞む武田薬品(4502)の下げは「落ちてくるナイフ」か?

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出遅れおじさんです。

 

 岸田内閣発足以来、今ひとつ株式相場はパッとせず、私は「キッシーショック」と呼んできました。

 対中国姿勢等の安全保障やデジタル化等の課題にはそこそこ通受けする布陣では有りますが、如何せんマクロ経済政策がパッとしません。

 海外のマスコミからも、コロナ禍という国難に最も求められる強力なマクロな経済対策が霞んでしまっていると酷評されています。

 その辺りが「キッシーショック」と呼ばれる所以だと思います。

 

「キッシーショック」とボヤかしてきましたが、

 

「全然マイルドにぼやかして言っていないじゃないか!」

 

 という声も聞こえて来そうですが、新内閣発足以来、FT(Financial Times)やBloombergはもっと露骨に”Kishida Shock”と呼んでいます。

 

 高市氏を政調会長に据え、総裁選で岸田氏を支えてきた山本幸三氏(アベノミクスの生みの親の一人です)等身の回りに人材はいるのだから、総選挙に向けて多少の軌道修正に早めに着手すべきでしょう。

 

 そういう中で、手持ちの株価の「下落」ぶりを毎日チェックしていますが、実は「キッシーショック」以上に「大下げ」となった銘柄があります。

 

 武田薬品(4502)です。

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Yahoo Finance殿より借用



 一週間チャートを見てお判りの様に10月6日に公表された、「経口オレキシン作動薬TAK-994の臨床プログラムのアップデートについて」というニュースリリースによるものです。

www.takeda.com

 企業のプレスリリースなので「穏当な」タイトル表現になっていますが、同薬は臨床第2相試験を実施している段階で危険シグナルの存在が明らかになった、即ち同薬の危険性を示す結果が出てきた為に試験を中断せざるを得なくなったと言うことのようです。

 

 TAK-994は「ナルコプレシー症」の治療薬だそうで、ナルコプレシー症とは多眠症で、食欲や睡眠・覚醒を司るヒポクレチンという物質を産出する神経細胞の働きが悪い或いは消滅する事によって生じる病だそうです。

 

 ネットの掲示板等見ると、まさに社運を賭けた新薬の開発上のトラブルらしく武田株の売りを誘ったと言われています。

 

 上記のリリースには、現在臨床第1相試験中のTAK-861を初めとした複数の開発を進めており、患者様の思いに応えるべくニューロサイエンスにしっかり取り組みますとのコメントも付与されています。('単なる強がりと言えばそれまでですが)

 

 ただ、土日になって、冷静に考えると、以前の武田薬品の記事

deokureojisan.hatenablog.com

 でも書きましたが、創薬メーカ関係者の神経を逆なでしかねない言い方で恐縮ですが、新薬の開発は「千三つ」とは言わないまでも「当たるも八卦、当たらぬも八卦」的なところが有り、多少の躓きは当たり前と受け止めるべきだと思い始めました。

 

 となると、今回の株価下落は「買い」のシグナルと受け止めるようになりました。

 

 週明けには「勝負に出る・・」というほど大げさではありませんが、態度を決めたいと思います。

 

 落ちてくるナイフに手を出す事になるのか・・・

 

 くれぐれも皆様は自己責任で判断をお願いします。

 

有り難うございました。

10月第2週末の資産運用報告・・・「キッシーショック」で水面下!

当ブログをご訪問頂きまして大変有り難うございます。

出遅れおじさんです。

 

 常々このブログで申し上げておりますとおり、基本的な私の投資スタンスは、

・長期保有

・配当重視

 ですので、基本的には株価の上げ下げは本来余り気にしないようにはしており、日々の証券口座残高の集計値の推移は一喜一憂しないつもりでは有りますが、しっかりチェックはしています。

 

 10月第1週末(1営業日しか有りませんでしたが)、第2週末の資産状況のご報告です。

 

 第2週のトピックスは、米国時間8日(金)朝の雇用統計発表で、雇用者数の増加は市場予想の半数以下と言うことで、何となく11月のテーパリング公表は既定路線となりつつある空気のなか、金曜日はジリジリと3指数ともに低下しました。

 中国の大手不動産会社恒大集団は結局中国元建ての利払いは行っているようですが、ドル建ての利払いは先送りされているようで、先行き真っ暗なのですが、国慶節の長期休暇に入っており「真っ暗」加減を倍増しています。

 

 国内のマーケットについては当ブログでははっきりと「キッシーショック」と呼んでいますが岸田文雄新総理と言うよりも新総裁選出以降全く良いところは無く、第2週末の後半木曜、金曜と多少戻しましたが、ショックからリカバー出来ると確信にたるネタは何もありませんので来週以降も厳しい状況が続くでしょう。

 

 何時もながらのコメントで恐縮ですが、「ナンの根拠かよくわからないものの」発出されていた緊急事態宣言等は漸く9月末で全面解除になりましたが、「さらに因果関係はよくわからないものの」飲食店への締めつけは段階的にしか緩和されず、影響を受けた小売業や飲食業、交通・宿泊業等業界への強力な支援を求めます。

 

 10月第2週末までの主だった指標と、いつもながら並べて表記するのも烏滸がましいのですが私の株式資産(日米株式、REIT等含む)の9月末との対比は以下の通りです。

 日米はっきりと格差が付きました。

 

     9月末  1週末 2週末

日経平均  29,452 28,771 28,049(円)

ダウ平均  33,843 34,326 34,746($)

NASDAQ    14,448 14,568 14,579

REIT指数  2071.70  2017.67  2033.50

 

株式資産 Base ▼ 32.4 ▼ 18.4(万円)

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折線:指標推移(対前月 % 左目盛り)、棒グラフ:資産(対前月 万円 右目盛り)



 私 出遅れおじさんの10月に入ってからの株式資産は、前月末に対して沈んだままです。

 

 対前月末の差異の内訳は、大まかに言うと米国株資産がほぼ△41万円の◯、日本株REIT資産が▼60万円弱の✕という状況です。

 先月末に比べドル円相場は111円台前半から112円前半までドル高になりましたので、米国株式資産は純粋に為替差で△13万円強、ドル建てで△38万円の増という感じでしょうか。

 

 私の株式資産(日米株式、REIT等含む)の月次騰落(対前月末)分布に10月第2週末までを当てはめると、第1週末、第2週末ともに水面下の最初のゾーンに留まりました。

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月次騰落(対前月 万円) 2018.1~ N=45



 ワクチン効果(と私は信じていますが)によりさらに上昇の風に乗れるのか、コロナショックからの一日も早い回復を切望するところですが、新政権の財政政策には今ひとつ期待が持てないのが悲しいところです。

 

 相場の上げ下げを気にしないと言っても上がれば嬉しいし、下がれば悲しい、ただ上がり過ぎれば落ち着かないというわがままばかりを言っておりますが、いずれにしても、上がった、下がったと騒いでみても、この◯☓は「含み益」「含み損」である事には変わり有りません。

 

有り難うございました。