出遅れリタイア日記

年金生活への移行 資産運用等

エイリスキャピタルより配当金・・追加でポチッとしたいが ユッ指が動かん!

当ブログをご訪問頂きまして大変有り難うございます。

出遅れおじさんです。

 

 エイリスキャピタル(ARCC)より配当金を頂きました。

 エイリスキャピタルは、米国最大手のビジネスディベロップメントカンパニー(BDC)です。

 BDCとは新興・中小の企業に投資する一種の特定目的会社(SPC)で、REITのように利益の90%を配当することにより法人税を免除されています。

 

 ダイアモンド・ザイや日経マネー等で時折特集される米国株投資情報でも殆ど名前を見かける事はありませんが、「配当命!」の投資家の間では有名な会社です。

 

 同社に限らずBDCの投資対象は、規制により資産規模2.5億未満の未公開企業の株式やローン、債権に限られており、また1つの投資先を25%以下に抑えることが求められております。

 言い換えれば、相当リスキーな対象を相手にしていると理解すべきで、投資先の破綻等によっては大損失を被る事もあり得る事からメジャーな雑誌等では推奨しづらいのでしょう。

 

 合わせて、REITと同様に利益を再投資に回せませんので、テンバガー等のキャピタルゲインも得づらいことから、雑誌では取り上げにくいのだと思います。

 

 今回の配当は1株あたり0.4$(年間1.6$)で、配当利回りは8.4%!です。

 同社は遡ってみる限り、ここ10年程度この配当水準(年1.4$~1.6$)を維持、基本的には増配基調です。

 希に0.42~0.43$/四半期の配当もあり、直近では2019年に0.42$(年換算で1.68$)の配当がでたことがありましたが、通常配当はあくまで0.4$、特別配当0.02$と言う整理になっているようです。

 米国市場では「減配」はタブーのようです。

 

 前回、(2月4日の記事

deokureojisan.hatenablog.com

をご参照ください)

 AT&Tを購入して以降の米ドル口座に溜まった米ドル(たかが500$ですが)と合わせてポチッと行きたいところですが、指が動かず(正しく言えば「食指が動かず」)週末は悶々として過ごしました。

(イースター休暇なのでどう足掻いても購入出来る状況では無いのですが)

 

 コロナショック以降ある程度米ドルが貯まると悩むこと無くARCCをポチッとしており、今では私が保有している日米の個別株(含むREITETF)の中では、最大の資産規模となってしまいました。

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Google殿サイトより借用

 2月初めの段階でARCCの株価はコロナショックから回復し18$を超えていたので、ARCCの購入は見送り、AT&Tを購入(28.5$)したのですが、今回ARCCはすでに19$目前! 

 

 過去に最低価格10.5$で購入という数少ない成功体験の味を知るものとして、いくら8%以上の配当をもたらしてくれるとしても19$での購入は「見送り」というのがこの週末の結論です。

 AT&Tも30$越え! という状況では有りますが、さらに上昇余地もあるので週明けにはポチッとしたいと思っています。

 何回も書かせて頂いておりますが、週明けの月曜日が楽しみというのは現役時代には味わえない感覚です。

 

有り難うございました。

キヤノン(7751)から配当金を頂きました

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 キヤノン(7751)から配当金を頂きました。

 同社に関しては私如きが解説するのも憚られますが、ライカを模した35ミリフォーカルプレーンシャッターカメラ カンノン(Kwanon)を試作した、「精密光学研究所」(昭和8年設立)を母体としています。

 フォーカルプレーンシャッターとは、フイルムの直前に置かれた極薄の金属膜(古くは布膜!!)がシャッターを推した瞬間に上下(或いは左右)に移動してフイルムに光を当てる方式のシャッターで、従来から大型カメラ等に用いられてきたレンズシャッターに比べて精度が高く高速シャッターにも適した方式のシャッターです。

 多分、現在の一眼レフ(ミラーレスのデジカメも含めて)は基本的にはこの方式のようです。

 ようです、と言うのはいかにも無責任のようですが、最近のカメラの動向には疎くて・・・一眼レフ(当然交換レンズも)を持ち歩く事もなくなりました。

 

 で、キヤノンの株主である私 出遅れおじさんがキヤノンのユーザーであったかと言えば決してそんなことは無く、これまでも何度も懺悔してきましたように、カメラにおいても「株主の風上にも置けないヤツ」を地で行っており、ニコンユーザーでした。

 クルマ等ではライバル車を乗り換える、或いは両方所有する事も出来ますし、オーディオ機器に至ってはライバル製品を繋いでなんてことはどうと言うことも無いのですが、カメラではニコンキヤノンの両刀使いというのは聞いたことがありません。

 勿論、レンズのマウントが違うのでレンズが共用できないというのもありますが、ピントリングの回転方向がキヤノンニコンは逆なので、使いにくいことこの上ありません。(オートフォーカスのご時世ではどうでも良い話ですが)

 

 で、ニコンと並び立つ国産カメラブランドの雄でしたが、現在のキヤノンの事業の中でカメラを含むイメージングシステム分野は売り上げの22.5%に過ぎません。

 イメージング以外のキヤノンの売り上げ構成は、オフィスビジネス(所謂事務機器)45.6%、メディカルシステム13.8%、産業機械(半導体露光装置他)20.7%となっております。

 

 コロナによるリモートワーク化により、事業の大半を占めるオフィスビジネスが大きく減少し、2期連続で対前期減収減益です。

 赤字になっていないだけヨシとしたいところですが、同社の配当はここしばらく増配基調を維持していたのですが、2020年12月期は配当半減(年160円→80円)となり、次年度の配当に関しては未だに未定の状況です。

 

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Yahoo Finance 殿より引用

 チャート(週足)を見ていただくとお判りの様に、2020年3月のコロナショック以上に7月27日の週に大暴落(前週末2123.5円→1676円)しております。

 これはほぼ時を同じくして、クラウドサービスのデータ消失とハッカーグループからランサムウエア攻撃というダブルパンチを受けた事によるものです。

 両者は無関係とのことですが、コロナ禍を思うと「泣きっ面に蜂」、「トリプルパンチ」と言わざるを得ません。

 

 同社は、「イメージング技術」という強力な技術競争力、バフェット的に言えば「偉大なビジネス」を展開できているので、気長に応援したいと思います。

 

有り難うございました。

3月の資産運用報告(2)・・・だんだん落ち着かないゾーンに

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 3月の資産運用ご報告の続きで、株式投資(ETFREIT含む)の運用成績(私の場合、運用と言っても基本はBuy & Hold)をご報告させて頂きます。

 

【株式資産額推移】

 3月末段階での株式の資産額推移と、米国株の資産額推移をグラフで表示します。

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資産額推移(株式全体)

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資産額推移(米国株)

 基本的に夫婦二人分のNISA枠240万円分を年度の購入枠として運用しております。

 2021年分はすでに昨年末までにほぼ108万円分購入しています。

 本年度正月明けに、本年度投資分として131.4万円分を購入しました。

 次年度枠より米国株2.6万円(AT&T購入6.6万円と売越4万円の差額)、国内株35.6万円(ヒューリック購入)、合計169.6万円購入しました。

(過去の記事

deokureojisan.hatenablog.com

deokureojisan.hatenablog.com

をご参照ください)

 年初からの手取配当16.6万円を差し引いて、本年の投資額は153万円(グラフ表示上は1.5百万円)という表示で積み上げています。

 配当収入を、株評価額に加算して評価するか、取得額から控除して評価するかは人それぞれ流儀があると思います。

 資産額は前年末に対して、含み益増が362万円と株式新規購入が169.6万円でしたので532万円の増となりました。

 含み益は508万円、累積受取配当は352万円、計860万円は投資を始めて以来の最高値です。

 二番目のグラフの米国株は、配当を投じて購入しただけですので、本年に入ってからの投資額は変化有りません。資産額は含み益が年初来で110万円(3月は+62万円!)増えています。

 

【運用成績】

 3月末段階での株式の運用生成期は下のグラフの通りです。累計利益率は「上値抵抗線」(っぽく見える)30%を超えました。

 まだ個人的目標の平均利回り5%台にはほど遠いです。(まだ今年は9ヶ月も有るので・・・)

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資産運用成績推移

 

 2月以降ご報告して参りました、対前月末騰落額(百万円)の分布図は3月の評価増が169万円でしたので、上から二番目のポジションとなりました。分布図としては据わり心地の悪いゾーンに入っています。

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月次騰落(対前月 万円) 2018.1~ N=39

 2018年1月以来の39ヶ月の勝敗(?)は24勝15敗で、直近5連勝ですので確率的には数%位の事象が起こっていると言うことですから。

 

有り難うございました。

3月の資産運用報告(1)・・・月次では5連騰

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 3月分の金融資産の棚卸しです。

 3月は所謂「精神的節目」と言われる日経平均30,000円を挟んで行きつ戻りつしていましたが、月末時点での推移は概ね順調で、11月以来5連騰です。

 他の指標も概ね順調で、私の株式資産も5連騰中です。

 主だった指標と、並べて表記するのも烏滸がましいですが、私の株式資産(毎度のコメントで恐縮ですがREIT,ETF含む)の対前年末、及び対前月の実績は以下の通りです。

 

     20年末  2月末  3月末

日経平均    27,444    28,966    29,178(円)

ダウ平均    30,606    30,932    32,981($)

NASDAQ 12,888    13,192    13,246

REIT指数   1783.90  1929.15  2013.08

 

株式資産 Base +193.4  +362.6 (万円)

 

 日本株は前月末に比べやや上昇した程度ですが、私の資産に関してはREITの改善が効いているようです。

 

【資産構成】

 3月は、従来からの継続で投資信託の積立(10万円)を行ったほか、月初めにヒューリック株を衝動買い(35万5千円)したのみですが、株式、投資信託の評価向上で構成比率がやや上昇、リスク性資産比率も49.7%から50.9%に上昇、過半数を超えました。

 普通ですと上昇した株式を売却、非リスク性資産を購入と「リバランス」するところでしょうが、私にはそう言う殊勝な心掛けは一切ありません。

 

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資産構成

      比率  対前月  年初来   取得来

・株式    28.8% ◯4.1%  ◯13.7% ◯32.8%

投資信託  22.1% ◯0.2%  ◯3.9% ◯ 11.5%

・預金    23.4%

企業年金  25.7%

 

 米国の経済の好転とドル高で、米国REITやハイイールド債を対象とした投資信託は好調なのですが、最大シェアの「ひふみ」が2月に比べて下げておりますので、投資信託は対前月微増に留まっています。(2月の積立日がたまたま最高値であった反動です)

 3月末時点のリスク性資産(株式+投資信託)の向け先別(株式、債券、不動産及び国内、海外)の比率は下のグラフの通りです。国内外の比率は殆ど変化有りません。

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リスク性資産 向け先構成

 

【株式運用成績】

「株式資産」の棚卸し結果は以下の通りです。

 

     比率  対前月  年初来  取得来

・国内株  41.2% ◯ 7.4% ◯17.8% ◯32.4%

・米国株  36.6% ◯ 5.7% ◯10.3% ◯48.2%

・海外債   4.0% ◯ 0.5%  × 0.7%   ◯ 2.1%

・国内REIT 18.2%   ◯ 4.6%  ◯18.7% ◯19.0%

・海外REIT  0.0%                

・株式合計  100.0%  ◯ 4.1% ◯13.7% ◯32.8%

 

3月及び通年の受取配当、分配金は以下の通りです。

         3月       2021年累計

・日本円    44,183円       95,051円

・米国$     6,250円(57.61$)         71,184円(677.52$)

・合計     50,433円      166,235円

 

 米国株配当に関しては、3月は谷底です(多分6,9,12月も同じだと思います)。

  申しわけありませんが長くなりましたので、明日に続きます。

 

有り難うございました。

アルケゴスというファミリーオフィス 憧れの業態なのだが・・・

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 今週は月跨ぎ、並びに年度跨ぎなので、毎週の騰落のご報告時に適当に私が「今週のメインイベント」と称していた記事は無い予定です。

 3月第4週の騰落でもご紹介させて頂きましたが、今週は月曜日が3月末決算企業の権利確定日ですので、週初めには株価は上昇、その後下げに転じる・・・私如きですら先週からそう言っていた位なので、ニュース性なんて有るはずも無いのですが、それを除けば個人的興味から言って間違いなくアルケゴスの巨大損失騒ぎでしょう。

 

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資産運用

 野村ホールディングス(8604)の株主でも無いのですが、ウオッチリストに同社の株価が残っていて、月曜日の朝一番の大暴落にびっくりしたのが週明けの最大の事件でした。

 700円の株が100円以上も暴落するのは滅多にある事では有りません。

 

 で、色々調べていると、結局ブルーンバーグが一番詳しく報じていたのですが、アルケゴスキャピタルマネジメント(Archegos Capital Management 以下アルケゴス)の大損失によるモノと言うことが解ってきました。

 

 当初ヘッジファンドの巨大損失と伝えられていたのですが、同社は所謂ファンドと言う呼び方は正しくなくファミリーオフィスとのことでした。

 

 ファミリーオフィスというのは、実は私の憧れの業態で、個人(及び家族)の資産運用会社です。

 

 仮に私が宝くじに当たって数億円の当選金を得たとすると、私が一番に考えるのが、資産運用会社(出遅れおじさんキャピタルマネジメント社<仮称>)の設立です。

 要は、法人を設立し、その法人に当選金を貸し付けて法人で株式投資をするのです。

 何も切った貼ったで大博打をしなくとも、私がやっているように高配当利回りの株式をBuy & Holdしておけば、3億円で3%の配当利回りなら毎年900万円の収入です。いろいろな経費を差し引きし600万円を人件費として給料をその法人から貰うのです。

 それも夫婦で25万円ずつ貰えば二人の所得税もずっと少なく出来ます。

 多少の法人税を払いつつ貸付金を逐次返済させれば行く行くは債務が消えますので、相続税も回避できます。

 

 最初にアルケゴスという名前から「ギリシャ系?」と勝手に推測しておりましたが、韓国系のファン(黄?)氏のファミリーオフィスと言うことが解りました。

 Archegosと言う名前の由来は調べ切れておりませんが、錬金術alchemyに通じるモノを感じましたが、rとlの綴り違いでしたので、さらに調べようと思っています。

 

 ただ、ファン氏はヘッジファンド タイガーアジアパートナースというヘッジファンドを運用していたようで、インサイダー取引と相場操作により10年ほど前にヘッジファンド界から追放されていたにもかかわらず、何時の間にかファミリーオフィスを設立、再登板し各金融機関からそれなりのレバレッジを掛けられるほど信用を得られていた(言い換えれば 金融機関を儲けさせていた)と言うことは相当腕の立つトレーダーだったのでしょう。

 

 他人様のお金を預かり運用するファンドと違って、ファミリーオフィスは規制の網が緩く、今回の件でさらに規制は厳しくならざるを得ないのでは無いかと思われます。

 

 次なる関心は、ファン氏が何をしくじって巨額の損失を出してしまったかなのですが、ここにたどり着く道程は険しいようです。

 

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スニーカーを買いました 無駄遣いとは思っていませんが・・・趣味のモノの値段

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 昨日(29日)は久しぶりに出社しました。

 今回退職する方がいたので送別会に参加しました。出席者全員(と言っても3人ですが)夜は参加しづらいと言うことで明るいうちからうなぎをつまみに気持ちよくビールに焼酎とで楽しい時間を過ごさせていただきました。

 お店の方も大変心得ていらっしゃいますので、着席後アルコールで手を除菌してくれます。我々も飲み始めるまではマスク着用でスタート。一通り食べ終わった後も再びマスク着用での歓談は徹底しておりました。

 

 で、その帰り道に、決してアルコールの勢いで気が大きくなったわけでは無いのですが、以前から狙っていたスニーカーを買ってしまいました。

 帝国ホテルのあたりから内幸町に掛けてのJRのガード下に新しく出来た日比谷OKUROJIにあるシェトランドフォックス(リーガルの高級ライン)のスニーカーです。

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シェトランドフォックス スニーカー

 写真は購入してお店でクリームを載せて貰ったままの状態です。

 私が履く前には、もう一度クリームを塗って、つま先に少し濃いめのワックスでつや出しして・・・めんどくさいヤツですね。

 勿論、私のお小遣いからの支出です。一金三万九千六百円也。

 

 

 ごく一般的な金銭感覚をお持ちの方なら、これ位の値段の靴を履くと、コイツは拘っているヤツと言われるのでは無いかとは思います。

 

 私はサラリーマンの出社時・商談時の衣服や持ち物は戦闘服・装備品と思っていますので、そこそこお金は掛けるべきとは思っています。

 では、そのそこそこの値段とはどれくらいのレベルかと言うことに関しては、昔から我々がバイブルとしているいろいろな趣味のガイドブックに言い伝えられた、ある意味独りよがりとしか言いようのない法則があります。

 

 私が見たのはオーディオ機器の価格に関する蘊蓄でしたが、特殊なオーダー品等を除いた市場に出回っている最も高価な価格と、安価な価格の相乗平均(掛けてルート)の価格が、趣味の世界の論評に耐えうる入門価格と言うことでした。

 

 解りやすく言えば、国産車は新車の最低価格が85万円(ミライースB)、最高価格がGTR等特殊なスポーツカーを除けばレクサスLS500hで1680万円、掛けてルートを取れば377万円。

 それ以下の価格の車がダメだと言っているのではなく,その価格あたりから以上が車好きの議論の対象になり得ると言うことです。

 

 そう言う意味で、革靴の値段について言えば5千円も出せば合皮かも知れませんが靴はあります。普通に買える最高価格は25万円くらいですので、相乗平均は35000円です。

 

 「ナニ!? サラリーマンが神聖な戦場へ向かう戦闘靴と同じ値段のスニーカーでツタヤに立ち読みに行くのか!」

 

 と仰りたい気持ちは重々承知していますが、私が普段履きにしている靴の中では最も安い価格帯の靴です。

 ○○マニアというのは、それ以外の方から見ればおよそ理解しがたい金銭感覚で行動するものと冷めた目で見てください。

 

 はい、こういうことにお金を掛けて反省もしない、そんな人間に資産運用を語る資格は無い・・・そう仰りたい気持ちはよくわかります。

 

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豊島逸夫氏の「日経マネー」コラムに勇気づけられるも・・・その境地までの道程は険し

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 現在私が定期購読している雑誌は、ダイアモンド社の「ダイアモンド・ザイ」と、日経BP社の「日経マネー」の2誌です。

 

 まだまだ若造で管理職に成り立ての頃は見栄っ張りのためと言うわけでも無いのですが、日経ビジネスを定期購読していて、この時期が一番長かったと記憶しています。

 その後ちょっと上位職になったある時点から、関連業界ネタが豊富であったと言うのも理由の1つですが、「選択」にハマってしばらく購読しておりました。

 が、結局最後には自分個人の蓄財が一番大事と、上記の2誌に落ち着いています。

 

 両誌が届くや否や。スマホ片手にソファーに寝転がって読み耽っていると、その当時同居していた娘や息子から、

「その毎月の雑誌代を投資に回した方が運用成績上がるんじゃ・・・」

 などと揶揄される始末です。

 

 素直な感想を言わせていただければ、両誌とも後ろ半分の連載記事の方が面白いと感じているのでので、何時も後ろから読み始めています。

 ダイアモンド・ザイの「恋する株式相場」(ナント、バブル世代には懐かしいホイチョイプロ!)や、AKB48ガチ株バトルはともかく、日経マネーの後半の豊島逸夫氏、広木隆氏、滝田洋一氏、岡崎良介氏等の連載コラムは欠かさず愛読しています。

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日経マネー5月号


 

 中でも、今月号の豊島逸夫氏のコラム(特に後半)は勇気を与えられる、言われてみればそうなのだけど、と思わず頷きたくなる内容でした。

 豊島氏は、米国市場において、インフレ懸念・バブル崩壊の疑心暗鬼が渦巻き、プロのトレーダーもびびっている状況にあるなかでの投資行動について、ある程度のリスク耐性を有する投資家に対しては、一貫して

押し目は買い。買ったら忘れろ」

と説いているとのこと。

 勿論、ご本人自信も言うは易く行うは難しとは仰っていますが・・・

 

 長期保有を旨としている身ですので、「買ったら忘れろ」とは思いたいですが、その境地にはなかなか到達できません。

 

 重ねて、プロのトレーダー経験者として、相撲で言えば8勝7敗で御の字と思う割り切りが大事だと仰っています。

 希に「13勝2敗の伝説のトレーダー」とか、「勝率8割の男」もいるが概ね短命とのこと。

 

 そう言う言われ方をされるとものすごく気が楽になります。

 

 さらには、プロのトレーダーに対して個人投資家の最大のアドバンテージとして、「決算期が無い」と言うことを挙げています。

 

 確かに、月末までに利益を出せといわれると辛いでしょうし、そう言う心理状態で新興宗教にハマるトレーダーを少なからず見てきたと言われると思わずゾッとします。

 

 確かに、気長に構えることが出来るので、負け越さなければ良いと割り切れるところが個人投資家の最大の武器と思ってこれからもマイペースを貫きたいと思いますが、その境地に達するまでにはまだまだ修行が必要だと思いました。

 

有り難うございました。